キャサリン妃のジュエリーが示す、女王との特別な絆。

Jewelry 2021.06.01

5月25〜27日のスコットランド訪問で身につけたサファイアから、フィリップ王配の葬儀の時のパールまで、今年、キャサリン妃が王室の宝石箱から借り受けたジュエリーを振り返る。

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2021年5月27日、スコットランドに滞在中にキャサリン妃が身につけたサファイアのイヤリング。 photo : Abaca

スコットランドのロイヤルツアー

アーデムのマリンボーダーシャツ、マッシモドゥッティのコート、バブアーのジャケットなど、5月末のロイヤルツアー中、控えめな装いを続けていたキャサリン妃は、その輝きを5月26日、エディンバラで開催された映画『クルエラ』のプレミアのために取っておいたようだ。

この日、彼女の耳には、1979年にドバイ首長のシェイク・ラシードが中東訪問中のエリザベス女王に贈ったダイヤモンドとサファイアのイヤリングが輝いていた。

元々、ネックレスと一対のイヤリングのセットアップだったが、エリザベス女王はネックレスを短くし、そこに付いていた宝石で2対目のイアリングを作らせた。そのイヤリングが今回キャサリン妃の耳元を飾ったというわけだ。

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フィリップ王配の葬儀でも

こちらのジュエリーは今年一番の話題といえるだろう。エリザベス女王は、4月17日に行われた亡き夫フィリップ王配の葬儀に参列する際、女王とキャサリン妃との間に時とともに築かれてきた親密な関係を示す証として、彼女に思い入れのあるジュエリーを託した。1970年代に日本政府からエリザベス女王に贈られた、真珠とダイヤモンドの4連ネックレスだ。

このネックレスは、1982年にダイアナ妃、そして2017年にはケンブリッジ公爵夫人の首元を飾っていた。

【写真】エリザベス女王の4連ネックレスを身につけて葬儀に参列するキャサリン妃

合わせられたイヤリングは、1947年、エリザベス女王とフィリップ王配との結婚を祝してバーレーン王国の君主から贈られたダイヤモンドの名品だった。

text : Anne-Sophie Mallard (madame.lefigaro.fr)

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