ポメラート展で、カラフルでユニークなジュエリーを堪能。

ミラノ発のファインジュエラー、ポメラートの、ブランド初となるエキシビション『Pomellato : Fine Craftsmanship and Milanese Design Since 1967（ポメラート展）』が、9月17日～23日に表参道ヒルズで開催される。

1967年に、ピノ・ラボリーニがミラノで創業したポメラート。当時、まだまだ保守的だったジュエリーの世界を揺るがす革新的なアイデアから、「プレタポルテ」ジュエリーを生み出したのが始まりだった。ラボリーニは、「自分の人生を切り開くためには、勝ち馬を選ぶべきだ」という父親の言葉をきっかけに、自身の新事業をイタリア語でダップルグレーの珍しい馬を表す「ポメラート」と名付けたのだ。

1970年代に入ると、ゴールドを基調としたミラネーゼデザインで広く知られるようになり、80年代にはブランドの核となる豊富なゴールドチェーンを発表し、究極のプレタポルテジュエリーに。88年には後にブランドのマスコットとなる「オルセット（テディベア）」チャームが誕生、90年代には滑らかで丸みを帯びたカボションカットストーンが特徴的なジュエリーなど、話題作を次々と発表。2001年に発表されたアイコン「ヌード」リングは、日本でも根強い人気を誇る。その後もブランド初のダイヤモンドコレクション「サッビア」や、ブランド創立50周年を記念し金細工技術を讃える「イコニカ」コレクションを世に送り出し、20年にはブランド初となるハイジュエリーコレクション「ラ・ジョイア」が生まれた。

---fadeinpager---

大胆でエッセンシャルなミラネーゼスタイルに欠かせないポメラートのジュエリーは、ミラノの本社にある工房で働く100名以上の職人の手作業によるもの。洗練されたディテールや複雑な構造に見られる幻想的なほどのシンプルさには、極めて高度な技術を必要とする精巧な仕掛けが隠されているのだ。

---fadeinpager---

また、エシカルなジュエリーであることもポメラートの魅力のひとつ。「責任ある金鉱採掘原則」に基づきゴールドを調達し、2018年には、レスポンシブルゴールドの調達を100%達成した初めての企業にとなった。ダイヤモンドは、責任ある宝飾品業のための協議会のメンバーから供給され、サプライチェーンにおける透明性を保証している。最近では、日本の金継ぎアーティストとコラボレートして、割れてしまった石に金継ぎを施したジュエリーを発表したことも記憶に新しい。

そんなポメラートの魅力をギュッと凝縮した『ポメラート展』。日本で初めて披露されるアーカイブピースや最新のハイジュエリーコレクションなど、カラフルでユニークな世界を堪能できるので、この機会をお見逃しなく！