あのスタイリストに学ぶ、これからのジュエリー観。 スタイリスト酒井美方子の私物ジュエリー。

Jewelry 2022.01.29

これまで多くのアイテムに触れてきたジュエリーラバーのスタイリスト4名に、普段、そして今後のジュエリー選びについて聞いた。

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MIHOKO SAKAI 酒井美方子

重ね着けの中で光る、バランスの妙。

日常で選ぶジュエリーにおいても、自らのブランド、ミホコアンドサカイでのクリエイションにおいても「その時の気分!」と笑う酒井美方子だが、その実、細やかなこだわりと美学を持つ。

「服のコーディネートと同じ感覚で捉えているからジュエリーも毎日着け替えるんですけど、1点主役を決めて、それをサポートする相棒を添えることが多いですね。ジュエリーって小さい世界ですけどバランスは大事で、一方の手を盛ったらもう一方の手にも耳にも何も着けないし、ネイルも塗りません。抜け感のある女性像にはしたいかな」

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パールネックレスの下に垂れるマクリのゴールドチェーン以外は、すべて自身のブランドのもの。同じブランドで揃えるという哲学は首元にも見てとれる。

そのための酒井なりの工夫は、同一シリーズのジュエリーで揃えることだ。

「いま欲しいのは、すでにリングは持っているヴァン クリーフ&アーペルのアルハンブラ。お揃いのデザインだと統一感が出るから、同時に着けても全体がまとまりやすいんです」

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「信頼感がある点でブランドのシグネチャーアイテムが大好きで、私の中でカルティエといえばパンテール。長年愛され続けているだけあって決して飽きないし、20年以上前から常に着用している相棒です」

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WISH LIST

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「四つ葉のクローバーから着想を得た可愛らしいモチーフとオニキスのブラックを掛け合わせた、甘さと辛さのミックス感が魅力」と酒井。「ヴィンテージ アルハンブラ ブレスレット」(YG × オニキス)¥478,500/ヴァンクリーフ&アーペル(ヴァン クリーフ&アーペル ル デスク)

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チェーンをシングルにもダブルにもできるロングタイプをセレクト。「マジック アルハンブラ ロングネックレス」(YG × オニキス)¥693,000/ヴァンクリーフ&アーペル(ヴァン クリーフ&アーペル ル デスク)

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MIHOKO SAKAI/モード誌や広告、女優のスタイリングを中心に活躍する傍ら、自身のブランド、ミホコアンドサカイで大人の女性に向けたジュエリーを提案している。

●問い合わせ先:
ヴァン クリーフ&アーペル ル デスク 0120-10-1906(フリーダイヤル)

*「フィガロジャポン」2022年1月号より抜粋

photography: Masaki Miyashita, Yuki Kumagai (Yuuka Maruyama)

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