あのスタイリストに学ぶ、これからのジュエリー観。 スタイリスト仙波レナがジュエリーに求めるものは?
Jewelry 2022.01.30
これまで多くのアイテムに触れてきたジュエリーラバーのスタイリスト4名に、普段、そして今後のジュエリー選びについて聞いた。
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RENA SEMBA 仙波レナ
ジュエリーに求めるのは、本質的な価値とストーリー。
「指が特別きれいではないから、華奢なデザインよりはインパクトのあるものを選ぶことが多いかも。でも好みなのではなく、しっくりきたものを着け続けているだけ。服によってジュエリーを変えることもないです」と語る仙波レナ。“しっくりくる” のはデザイン面ではなく、心に響く本質的な部分のようだ。
Vゾーンのバランスによって調整はするものの、重ね着けが基本。カルティエからアンティーク、チェーンからハートモチーフまで、ルールに捉われないミックス感が目を引く。
ちゃんとしたジュエリーを意識して着ける契機となったのは、ブシュロンのハリネズミリング。購入から20年弱経った現在も毎日着けているが劣化せず、時を超えた魅力があるという。
「頻繁に買えない分じっくり考えるから購入にいたる自分なりのストーリーがあるし、年齢を重ねて肌質が変わってきたからより似合う気もする。カルティエのパンテールリングもティファニーのスコーピオンネックレスもずっと欲しかったもので、年齢とキャラがハマるいまこそ! と購入を考えています」
左手人指し指からこちらを向くのが、ブシュロンのハリネズミリング。骨を象ったタカヒロミヤシタザソロイスト. のハンドジュエリーなど、インパクト抜群のジュエリーが並ぶ。
ロールアップした足元も抜かりなく。ちなみに手首と足首は、入浴時も就寝時もジュエリーを外さないのだとか。
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WISH LIST
流麗な豹が手の上で寛いでいるデザインが、仙波の好み。リング「パンテール ドゥカルティエ」(YG×ブラックラッカー×ツァボライトガーネット)¥1,742,400/カルティエ(カルティエ カスタマー サービスセンター)
「モチーフにパンチがあるので、シルバーがちょうどいい」。ネックレス「エルサ・ペレッティ™ スコーピオン ネックレス」(SLV)¥176,000/ティファニー(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)
RENA SEMBA/高校生の時に雑誌で見たスーパーモデルたちに憧れ、スタイリストとしてモードの世界へ。モード誌や女優、文化人のスタイリングを手がける。
カルティエ カスタマー サービスセンター 0120-301-757(フリーダイヤル)
ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク 0120-488-712(フリーダイヤル)
*「フィガロジャポン」2022年1月号より抜粋
photography: Masaki Miyashita, Yuki Kumagai (Yuuka Maruyama)