ハイジュエリーで表現された、グッチ流歓喜の庭。
Jewelry 2023.02.09
2023年秋冬オートクチュールで華やかににぎわう1月末のパリ。ジュエリーのトップブランドが立ち並ぶパリ・ヴァンドーム広場その16番地にあるグッチのジュエリーショップで、ハイジュエリーの新作が発表された。
「Hortus Deliciarum(ホルトゥス デリキアルム)」、ラテン語で「歓喜の庭」を意味するグッチのハイジュエリーコレクションは、2019年夏、パリのジュエリーショップのオープンとともに初めてお披露目が行われた。今回の新作は、22年夏にローマで発表されたコレクション第3弾に加わる38点だ。
自然界と動物たちにインスピレーションを得た、イマジネーションあふれる魅惑的なクリエイション。勇気や情熱を象徴するライオンヘッドとタイガーヘッド、ハートカットのジェムストーンなどのメゾンのシグネチャーモチーフ。小さな草花の繊細なデザイン、波打つリボン、きらめく星のモチーフ。動くたびにダイヤモンドがきらめく、流れる滝のようなデザイン。精緻なディテールをふんだんに盛り込んだ華麗なジュエリーは、イタリアのクラフツマンシップの賜物だ。
アクアマリンやサファイアなどの大振りなジェムストーンに、ダイアモンドの輝きを散りばめたユニークピースたち。エレガンスとエキセントリックが同居するジュエリーは、グッチの独特の美意識を表現している。
ラウンドカットの大粒のマンダリンガーネットに、エメラルドを添えたネックレス。ダイヤモンドを散りばめた草花のモチーフの繊細な細工にため息。合計40.5カラットのストーンが。 Courtesy of Gucci
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14.7カラットの六角形のタンザナイトをダイヤモンドの輝きがグラフィックに演出するソリテールリング。 Courtesy of Gucci
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グッチのシグネチャーモチーフ、ライオンヘッドがアメシストをくわえている。草花をかたどったダイヤモンドの繊細な表情と溶け合って独特のスタイルに。 Courtesy of Gucci
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タイガーヘッドと人魚の尾を組み合わせた、ファンタスティックなデザインのブレスレット。 Courtesy of Gucci
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流れ星や滝のきらめきからインスパイアされたダイヤモンドのシリーズ。ボウのモチーフがあしらわれたデザインは、フェミニンの極み。揺れるたびに、シャンデリアのようにきらめくドロップイヤリング。 Courtesy of Gucci
text: Masae Takata (Paris Office)