サヴォワールフェールが叶える、ハート形のダイヤモンド。

キャッチーで愛らしく、目にするすべての人の心をときめかせるハートモチーフのジュエリー。デザイン技術の進化を探る。

Harry Winston

1932年の創業以来、創始者のフィロソフィを受け継ぎ、ダイヤモンドを芸術の域まで高めてきたハリー・ウィンストン。燦然と輝くハートシェイプのダイヤモンドからは、余計な装飾を施さずともダイヤモンドそのものがデザインの主役であることが伝わってくる。センターストーンを際立たせるために両脇にテーパードバケットカットを添えたリングは世界中の女性の永遠の憧れ。シェイプを損なわないために最小限のメタルで石を留める、爪の存在を感じさせないセッティングからも卓越したクラフトマンシップを感じて。

上奥：リング「ハートシェイプ・クラシック・リング」（PT×ダイヤモンド、1ct〜）¥3,718,000〜、上：ペンダント「ハートシェイプ・ソリティア・ペンダント」（PT×ダイヤモンド、1ct〜）¥3,245,000〜/ともにハリー・ウィンストン（ハリー・ウィンストン クライアントインフォメーション）

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Graff

ラウンドはもちろん、シェイプごとに専門の職人が研磨するファンシーシェイプダイヤモンドの品揃えの充実度でもジュエリー通に支持されているグラフ。美しいカーブとシャープな先端を持つそのハートシェイプは、タイムレスな輝きを放つ。2021年にはボツワナで採掘された373ctの原石から研磨した世界最大級157ctのハートシェイプダイヤモンド「ザ グラフ インフィニティ」をセットしたティアラをお披露目し、話題を呼んだ。

上奥：ピアス（PT×ダイヤモンド、各0.7ct）¥2,080,000、上：リング「ザ・グラフ パラゴン」（PT×ダイヤモンド、0.90ct）¥1,960,000/ともにグラフ（グラフダイヤモンズジャパン）

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Damiani

イタリアの伝統的な金細工や宝飾技術を背景に革新的なクリエイションを3世代にわたり展開するダミアーニ。ラウンドだけでなくハートシェイプやペアシェイプを取り入れたラインナップでブランドを代表するコレクションのひとつとなっている「ミヌー」のリングは、ダイヤモンドを高く掲げる独自のセッティングがより多くの光を取り込み、輝かせる。

0.3ctのハートシェイプダイヤモンドと、イタリアンジュエラーらしいピンクゴールドの組み合わせで手元をグラマラスに。リング「ミヌー」（PG×ダイヤモンド）¥480,700/ダミアーニ（ダミアーニ 銀座タワー）

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De Beers Forevermark

すべてのプロセスで独自の厳しい基準を満たした、世界の天然ダイヤモンドのなかの、希少で美しいダイヤモンドで展開するデビアス フォーエバーマーク。なかでも優れたシンメトリーとかつてない精巧なカットを誇る「ブラックレーベルコレクション」のハートシェイプダイヤモンドは、ブリリアンスが最大限に引き出され、強い輝きを放つ。

「フォーエバーマーク ブラックレーベルコレクション ソリティア ペンダント ハートシェイプ」（PT×ダイヤモンド）¥1,980,000/フォーエバーマーク（デビアス フォーエバーマーク）

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Sabirth

品質の高いダイヤモンドを産出する南アフリカ、ボツワナ、レソトなどサザンアフリカ産のダイヤモンドの、鉱山での採掘から選別、研磨を経てジュエリーになるまでの来歴と生産履歴を明確にしているサバース。ハートシェイプダイヤモンドは特にバランスのとれた美しい形にこだわり、丁寧にカットされた石のみを厳選している。

ふっくらと左右対称にカットされた0.7ctのハートシェイプダイヤモンドを主役に。ネックレス（PT×ダイヤモンド）¥1,760,000/サバース

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＊「フィガロジャポン」2024年1月号より抜粋