ルイ・ヴィトンのハイジュエリー、 「ディープ タイム」第2章が発表に。
Jewelry 2024.02.09
昨年7月、ルイ・ヴィトンは、ギリシャの野外劇場を舞台に、新作ハイジュエリー「ディープ タイム」の第1章のプレゼンテーションを行った。ウォッチ & ハイジュエリー部門のアーティスティック・ディレクターであるフランチェスカ・アムフィテアトロフが手がける5番目のハイジュエリーコレクション。その第2章となる10テーマ50ピースが、1月末、パリのヴァンドーム広場でお披露目された。
「ディープ タイム」は、地球の起源と生命の誕生に思いを馳せ、インスパイアされたコレクション。第2章の発表では、アンティークディーラー、エマ・ホーキンズのキュレーションによる鉱物や化石、生物をかたどった彫刻などがジュエリーと共に展示され、太古の昔へと来場者を誘った。
「壮大で驚くべき世界観を象徴する『ディープ タイム』の第2章を通じて、私たちの最も美しく詩的なコレクションのストーリーは続きます」とフランチェスカは語っている。
南半球に存在したとされる超大陸ゴンドワナから始まった第1章に続き、第2章の幕開けは、北半球の超大陸ローラシア。地球の自転を想起させる7連ネックレス「ローラシア」は、メゾンを象徴するVのモチーフがアクセントだ。
「ローラシア」ネックレスのメインストーンはエメラルドカットを施された5.02カラットのイエローダイヤモンド。プラチナ、イエローゴールド、ピンクゴールドの7連ネックレスに、総計270個以上のカスタムカットダイヤモンドが輝く。34個のエメラルドカットダイヤモンドがあしらわれたこのピースの製作には2465時間を要した。
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地殻変動、気象の激変による新時代、生命の夜明けをイメージした「ドリフト」では、30.47カラットのイエローサファイアがメインストーン。カットアウトによるVのデザインがモダン。
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DNAのように螺旋の連なりを描く「ミリアド」。ダイヤモンドとホワイトゴールドの繊細かつモダンなフォルムに、かつてトランクを運ぶために使われたロープをあしらった。LV モノグラムスターカットダイヤモンドのセットにも注目したい。
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地球にとって最古の地上エコシステムである菌糸類の世界からインスパイアされた「シンビオシス」。ピンクやパープル、ブルーのスピネルをちりばめた多連ネックレスは、製作時間1381時間。
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フランチェスカが「時間と環境が育んだ宝物であり、地球の地質学的変化を辿る驚くべき手がかり」と表現する「フォッシル」(化石)のジュエリー。ロイヤルブルーのサファイアをセットしたこのブレスレットは、ホワイトとイエローのバイカラーのゴールドづかい、格子柄とダミエ・パターンの輪の組み合わせが独特のスタイルに。
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植物の姿を写実的に描いた「プラント」。プラチナの葉に、ひとつひとつ違う形にカスタムカットしたルビーをダイヤモンドでダミエを描いたリング。センターストーンはエメラルド。
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タンザニアで産出される、ピンクとオレンジに輝くウンバサファイアをちりばめてヘビの皮の幾何学模様を描いた「スキン」。300個のジェムはジュエリーのフォルムに合わせてひとつひとつカスタムカットされている。
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ダイヤモンドとホワイトゴールドが織りなす幾何学的な構造が目を引く「ボーンズ」のチョーカーでは、16.92カラットのオーストラリア産オパールが神秘的な表情を見せる。
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生命の誕生を象徴する「シード」から、タヒチのパールが有機的なデザインを描くネックレス。43粒のパールと、約1200個のダイヤモンドをセットしたチューブからなる2連ネックレスはシンプル&フェミニン。
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最後のテーマは、ホワイトゴールドとホワイトダイヤモンドだけでルイ・ヴィトンのモノグラム・フラワーにオマージュを捧げた「フラワー」。スターカットダイヤモンドの周囲に、バゲットカット、ラウンドブリリアントカットのダイヤモンドをセットしたリング。
どのジュエリーにも、Vモチーフ、ダミエ・パターン、モノグラム、そしてオリジナルカットであるLV モノグラムスターカットなど、ルイ・ヴィトンらしいシンボルがちりばめられている。希少なメインストーンと、アトリエのサヴォワールフェールが生み出す精緻な装飾と相まって、メゾンの物語とそのスタイルを雄弁に表現するハイジェリーコレクションだ。
●問い合わせ先:
ルイ・ヴィトン クライアントサービス
0120-00-1854(フリーダイヤル)
https://jp.louisvuitton.com
text: Masae Takata(Paris Office)