Van Cleef & Arpels ヴァン クリーフ&アーペル、「アルハンブラ」の魅力をひもとく扉を開けて。
Jewelry 2024.09.20
PROMOTION
身に着けるすべての人を明るく照らし、幸運をもたらす存在として輝き続けるジュエリー「アルハンブラ」。誕生から守られ語り継がれるこのコレクションの世界により深く触れてみたい。
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Lucky symbol
幸運の象徴
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「幸運になりたければ、幸運を信じなさい」。それは、メゾンの創業者エステル・アーペルの甥であるジャック・アーペルがことあるごとに使っていたお気に入りの言葉。メゾンが最も大切にしているテーマのひとつ、「幸運」を象徴する四つ葉のクローバーを、彼は自宅の庭で見つけては摘み取り、希望と不屈の人生観を込めた一篇の詩とともに同僚へ贈っていたという。
Eternal motif
時を超えるモチーフ
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「アルハンブラ」が発表された1968年、記念すべき最初の作品となったのは、クリース(しわ)加工を施しゴールドビーズで縁取った四つ葉のクローバーモチーフを20個連ねたイエローゴールドのロングネックレスだった。それから56年を経たいまもなお、素材やサイズ、ディテールにいたるまでオリジナルモデルとまったく同じ作品が展開されているという普遍性に驚かされる。このエターナルなアイコンは常に進化し続けながら、その一方でオリジナルを踏襲した数多くの異素材バリエーションを生み出している。
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Colorful pallet
色彩が誘う高揚感
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「アルハンブラ」のシンプルなモチーフを華やかに彩るカラーストーン。メゾン専属の宝石鑑定家によって厳選された貴石やオーナメンタルストーンが放つ豊かな色彩は、タイムレスな作品にエモーショナルな躍動感を吹き込む存在。厳格な基準のもとに選び抜かれているダイヤモンドはもとより、メゾンのジュエリーの中でも人気の高いオニキスやグレーマザーオブパール、生命のシンボルとされるカーネリアン、厄除けのお守りとして重宝されるマラカイト、繁栄を意味し広く愛されているターコイズ、虎の目を思わせる縞模様が目を惹くタイガーズアイ、神の石と言い伝えられるブルーアゲートなど、素材にまつわるストーリーも含めてファンを魅了してやまない。
Playful mind
クリエイションで昇華する遊び心
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揺るぎない伝統や卓越したサヴォワールフェールにとどまらず、自由な発想とプレイフルな精神から生まれる「アルハンブラ」のジュエリーは、手にする誰をも高揚感とサプライズで刺激してくれる。たとえば昨年初めてお目見えしたリバーシブル リングは、カラーストーン面とダイヤモンドをセンターに配しギヨシェ彫りが施されたゴールド面が表裏一体となっており、どちらの面を表にしても楽しめるリバーシブル構造が話題の的に。この秋にはブルーアゲートの新作も加わった。
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半世紀以上たってもいまなお新しい、永遠不滅のラッキーシンボル。
パリの名門ハイジュエラー、ヴァン クリーフ&アーペルはヴァンドーム広場22番地にある本店の隣に、新コンセプトの店「ラ ブティック」をオープンした。それは1954年のこと。ジュエリーシーンにセンセーションを巻き起こした店だった。
世界が平和なムードを祝福し、国々が成長に沸いていたこの頃、進歩的で年若い顧客のために手が届きやすく気軽に身に着けられるジュエリーを並べたのが「ラ ブティック」。王侯貴族御用達の老舗がこうしたコンセプトをフィーチャーするのは、当時としてかなり画期的。そして、この店を愛した女性たちは、やがて「アルハンブラ」に熱狂するようになった。
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68年に発表されたファーストモデルは、ゴールドのみのロングネックレス。その後、カラフルなオーナメンタルストーンをあしらったデザインが加わり、「アルハンブラ」は"ハイジュエリーメゾンが仕立てる上質なアイテムを日常で楽しむ"という新しいスタイルを生み出した。モナコ公妃グレース・ケリーをはじめとするセレブリティたちも「アルハンブラ」が大のお気に入りで、ネックレスをいくつも重ね着けし、多くの人々がそれに続いた。
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折しも60年代はミニスカートが流行し、女性たちがより自由に、より大胆にファッションを楽しみ始めた時代。「アルハンブラ」が世界中で愛されたのは、甘くフェミニンでいながら最先端のエッジーなモードにもしっくりと溶け込んだからだ。
全体に柔らかなニュアンスを与えているのは、四つ葉のモチーフを取り囲むゴールドビーズの縁取り。この装飾はメゾンに受け継がれる伝統的な技法で、緻密なビーズの連なりが優しい光を放つ。質の高いオーナメンタルストーンを厳格な基準で選び抜き、均一な色で揃えているのもこだわりのひとつ。ストーンの研磨やセッティングも、職人たちの腕の見せどころだ。
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また、2018年に「アルハンブラ」誕生50周年を記念して登場したギヨシェ彫りは、放射状の彫金から放たれる光が本当に美しい。ギヨシェ彫りはメゾンが初期から用いてきた伝統的な装飾で、ゴールドの表面に鮮やかな陰影を刻む技法。ゴールドそのものの艶やかさを最大限に引き出したデザインだ。
コーディネートの幅広さやストーンへのこだわり、時代を超えて受け継がれる職人技など「アルハンブラ」にはいくつもの魅力があるけれど、やはり心惹かれるのはモチーフの持つシンボリックなパワー。未知の幸運が運ばれてくることを信じて、輝く四つ葉のクローバーのモチーフを大切に愛用していきたい。
photography: Masanori Akao (whiteSTOUT) text: Keiko Homma (7/7〜8/7ページ) editing: Mami Aiko