BOUCHERON ブシュロン、「手つかずの自然」を採集して。

Jewelry 2025.02.13

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毎年1月にブシュロンが発表する「ヒストリー オブ スタイル」は、メゾンの歴史に発想源を求めたハイジュエリー。創業者フレデリック・ブシュロンが描いたありのままの自然の繊細な姿が、ダイヤモンドの輝きと生き生きした躍動感を身に着けて、いまに蘇る。

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左上から時計回りに:形を変えればブローチになる風に揺れる穂をイメージしたヘッドジュエリー「アヴォワンヌ(オーツムギ)」¥40,260,000、ブローチとしても使える片方19gという軽さの繊細なイヤリング「ローリエ(月桂樹)」¥79,200,000、ブローチ「シャルドン(アザミ)」¥82,500,000、イヤリング「ロジエ(バラの木)」¥289,080,000、枝のパーツを取り外してブローチの形にしたネックレス「リエール(アイビー)」¥236,280,000、ブローチ「フュシャ(フクシア)」¥73,920,000、イヤリング「モーヴ(アオイ)」¥66,660,000、ブローチ「ロゾー(葦)」¥66,660,000、パーツを外せば小さなブローチになり、パーツを組み直せばしなやかに身体に沿うカスケードブローチにもなる、ダイヤモンドがスノーセッティングされた84枚の葉を持つコケモモのネックレス「エレル(コケモモ)」¥219,120,000、アーカイブを離れ、1点だけクレール・ショワンヌが構想したのは野に咲くニンジンの花のブローチ「フルール ドゥ キャロット(ニンジンソウ)」¥55,968,000、1枚の葉と花が一対になったアシメトリーなイヤリング「シクラメン」¥40,260,000(すべて予定価格、WG×ダイヤモンド)/以上ブシュロン(ブシュロンクライアントサービス)  ©Boucheron
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葉脈にオープンワークを施し、ダイヤモンドの輝きを最大限に。鋭さを持つアザミの葉のリアルなディテールが美しい。翅を広げて舞い降りたばかりのスカラベを肩にとまらせて。スカラベの翅は動かすこともでき、ダブルフィンガーリングにも姿を変える。ネックレス「シャルドン(アザミ)」(WG×ダイヤモンド)¥159,720,000、肩に着けたブローチ「スカラベ リノセロス(カブトムシ)」(WG×ダイヤモンド×ロッククリスタル×MOP×ブラックラッカー)¥36,828,000(ともに予定価格)/ともにブシュロン(ブシュロンクライアントサービス) ©Boucheron
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左上から時計回りに:マザーオブパールとロッククリスタルを重ねた翅が角度によって虹色に変化するリング「ブルドン(マルハナバチ)」(WG×ダイヤモンド×ロッククリスタル×MOP×SS×ブラックラッカー)¥48,972,000、ブラックラッカーとオープンワークがダイヤモンドのパヴェセッティングにアクセントを添えるリング「リュカン(クワガタムシ)」(WG×ダイヤモンド×ブラックラッカー)¥29,832,000、小さな昆虫のリアリティにこだわったイヤリング&ブローチ「アベイユ(ハチ)、コクシネル(テントウムシ)、ムーシュ(ハエ)」(WG×ダイヤモンド×ロッククリスタル×MOP×ブラックラッカー、3点セット)¥20,988,000、白とグレーのグラデーションが美しいマザーオブパールの翅のブローチ「パピヨン ドゥ ニュイ(夜の蝶)」(WG×ダイヤモンド×ホワイト&グレーMOP×ブラックラッカー)¥55,968,000、リング「スカラベ リノセロス(カブトムシ)」(WG×ダイヤモンド×ロッククリスタル×MOP×ブラックラッカー)¥36,828,000(すべて予定価格)/以上ブシュロン(ブシュロンクライアントサービス)  ©Boucheron

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「手つかずの自然」はフレデリック・ブシュロンへのオマージュ。

毎年1月と7月、パリのオートクチュール週間にジュエラーが新作ハイジュエリーを発表するのが恒例だ。1893年以来ヴァンドーム広場に居を構えるブシュロンは、1月には「ヒストリー オブ スタイル」コレクション、7月にはクリエイティブディレクターのクレール・ショワンヌの自由なクリエイション「カルトブランシュ」を発表するというユニークなコンセプトを貫いている。今年1月も例年どおり、メゾンの歴史やヘリテージを着想源としたハイジュエリーの新作がお披露目された。

「2025年は非常に興味深い年になります。というのも、クレールが1月と7月のふたつのコレクションを同じテーマで提案することに決めたからです。ふたつのコレクションはともに自然をテーマにとりながらまったく違ったものになるでしょう」

CEOのエレーヌ・プリ=デュケンは、発表に先立ってこう語った。今回のコレクション「手つかずの自然」は、いわばその第1章になる。

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アーカイブに残るフュシャの作品がインスピレーション源。フュシャの花の軽やかさを再現し、オープンワークで軽量に仕上げた花が身体の動きに沿って揺れる。髪に着けたブローチ「フュシャ(フクシア)」¥73,920,000、同イヤリング¥85,800,000、しなやかに葉を伸ばす葦の姿を捉えたブローチ「ロゾー(葦)」¥66,660,000(すべて予定価格、WG×ダイヤモンド)/以上ブシュロン(ブシュロンクライアントサービス)  ©Boucheron

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クレール・ショワンヌが想を得たのは、19世紀末から20世紀初頭のアーカイブにある創業者フレデリック・ブシュロンの作品たちだ。いまも昔も自然にテーマを求めるジュエラーは数多いが、ブシュロンが表現する自然観は唯一無二だ。自然を様式化したり理想化したりすることなく、時には欠点のようにも見える、不完全な自然の美しさをありのままに表現している。

クレールは言う。

「フレデリック・ブシュロンが好んだ自然とは何かを理解してもらうこと、それがひとつの目標でした。この時代のアーカイブで目を引くのは、自然を扱いながら花ではなく葉が多く、雑草のような野原の控えめな植物を題材にしていること。アーカイブ写真が黒い背景でホワイトダイヤモンドの作品を撮影したモノクロの世界であることも印象的です。また昆虫の作品もあり、生き生きした印象を加えていました。フレデリックの残したこれらの材料を使いながら、さらに"手つかず"の部分を追求しようと考えたのです」

そこから生まれたのは、ツタ、アザミ、ニンジンの花からハエまで、ありのままの姿を繊細に写し取った28点のハイジュエリー。ホワイトゴールドとダイヤモンドに、時にロッククリスタルやマザーオブパール、ブラックラッカーを加えたモノクロームの作品集だ。そのほとんどはパーツを取り外してネックレスやブローチ、ヘッドジュエリーへと姿を変えるマルチウエア作品。ボディに沿ってブローチ状に身に着けられるヘッドジュエリーやネックレスなど、さまざまな身に着け方を提案している。「メゾンのヘリテージの素晴らしさを見せながら、そこからかけ離れることなく現代に発展させるバランス感覚が必要でした。アーカイブ作品に現代に生きる私が唯一加えたいと思ったのは、生き生きとした動き。自然が人に関わり、身体の上に伸びていくようなイメージをクラシックなアイテムとは違う身に着け方で表現しました」

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モーヴを模ったブレスレットは柔軟性が高い。肩に着けたブレスレット「モーヴ(アオイ)」(WG×ダイヤモンド)¥85,800,000、襟元に隠すように着用することで人間の身体と一体化しているようなアイコックなクエスチョンマーク ネックレス「ロジエ(バラの木)」(WG×ダイヤモンド×ロッククリスタル)¥298,320,000、イヤリング&ブローチ「アベイユ(ハチ)、コクシネル(テントウムシ)、ムーシュ(ハエ)」(WG×ダイヤモンド×ロッククリスタル×MOP×ブラックラッカー、3点セット)¥20,988,000(すべて予定価格)/以上ブシュロン(ブシュロンクライアントサービス) ©Boucheron

制作に3600時間を要したエレルのネックレス、2300時間をかけたロジエのネックレスを筆頭に、このコレクションは、ジュエラーの最高のサヴォワールフェールを駆使したアトリエのチャレンジでもあった。メタル部分を最小限に抑えた繊細なジュエリー。ローリエのイヤリングは、片方がわずか19グラムという軽やかさだ。クオリティと耐久性を求めてメタルの量を増やす方向に転じてきたジュエラーの仕事にとって、100年前と同じ繊細なピースを作ることは、実は非常にハードルが高いのだという。また革新的な技術も導入された。昆虫の極薄の翅を表現するために、わずか数ミリにスライスしたマザーオブパールがロッククリスタルに重ねられ、その微細な翅脈までを表現している。

伝統と革新のサヴォワールフェールを背景に、創業者と現在のクリエイションを結ぶハイジュエリー。ブシュロンらしい作品集だ。

「手つかずの自然」のために、クレール・ショワンヌが紐解いたアーカイブより。ホワイトゴールドとダイヤモンドの作品が黒を背景に撮影された写真も、白と黒のモノクロームにこだわったコレクションのインスピレーション。昆虫を模ったダイヤモンドのブローチ、1870年代。©Boucheron Archives
花の蕾とリーフを模ったカスケード・コサージュ・ブローチ、1880年代。©Boucheron Archives
ツタの葉のブローチ、1880年。©Boucheron Archives
落ち葉とパールのクエスチョンマークネックレス、1880年代。©Boucheron Archives
クエスチョンマーク ネックレスの最初のデザイン。ツタの葉のモチーフ、1881年。©Boucheron Archives
ダイヤモンドと半透明エナメルを用いたフュシャの胸飾り、1881年。©Boucheron Archives
葉と花のモチーフのコサージュトレーン、1886年頃。©Boucheron Archives
シクラメンの花のブローチ、1889年。©Boucheron Archives
ダイヤモンドとルビーをあしらったトンボと葦のティアラ、1892年。©Boucheron Archives
ダイヤモンドのオーツムギ・スパイクレット バンドーのティアラ、1906年。©Boucheron Archives

 

ブシュロン
公式サイトはこちら

 

問い合わせ先:
ブシュロン クライアントサービス
0120-230-441(フリーダイヤル)
https://www.boucheron.com/ja_jp/
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text: Masae Takata (Paris Office)

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