Chopard エメラルドの原石からジュエリーへ、ショパール「インソフ」コレクションの旅。

Jewelry 2025.03.06

PROMOTION

希少なエメラルドの原石との出合いから生まれたショパールの「インソフ」コレクション。手仕事で切り出された一粒一粒のストーンを紡いだ、ハイジュエリーの物語。

6225カラットのエメラルド、それは両手で捧げ持つほどの大きさのグリーンの原石。3年前、ショパールの共同社長兼アーティスティック・ディレクターであるキャロライン・ショイフレが出合ったこの原石から、ハイジュエリーコレクション「インソフ」が生まれた。

上奥：6225ctのエメラルドの原石「インソフ」との出合いがコレクションの出発点。上：最新技術でもカットの予測が難しいエメラルドを前に、入念な調査が行われた。原石を調査し、カットを手がけたのは、インドから招聘されたエキスパート。　

ジュエラーは多くの場合、すでにカットされ磨かれたストーンを吟味し購入してピースを制作する。だが、ショパールにとって原石からコレクションをクリエイトするのは2度目のことになる。1度目は2017年、342カラットのダイヤモンドから生まれた「ガーデン・オブ・カラハリ」コレクション。ボツワナのカロウェ鉱脈で発見された原石から得た23石のダイヤモンドを、高貴なデザインに仕上げる新しい試みだった。

今回の出合いはザンビアで発見されたエメラルド。驚くべき大きさとゾウの鼻を彷彿させる形状から、現地の言葉でゾウを意味する「インソフ」と名付けられた原石だ。その鮮やかで変化に富んだ色合いが、キャロラインの心を掴んだ。原石からジュエリーの完成までを一貫して手がけることは、トレーサビリティを保証することに繋がる。だがスキャンによってカットを予測できるダイヤモンドと違い、エメラルドはどのようにカットするべきかの予測が立てにくいうえに、ひとつ間違えば壊してしまうデリケートな石とあって、原石を購入するのはとても大きな賭けだった。

原石から最初にカットされたジェムストーンを観察するキャロライン。

---fadeinpager---

「インドから3人のカットのエキスパートを呼び寄せました。私たちのジュネーヴのアトリエで、彼らは床に座って何時間も何日間も石を眺めた後、昔からの道具と技術で、手作業でカットを始めたのです」とキャロラインは振り返る。クッション、ペア、オーバル、ハート......カットされたさまざまなフォルムとサイズのストーン。得られたストーンが、デザインの出発点となった。

「インソフ」からカットされた未研磨のジェムストーンたち。さまざまなフォルムとサイズのストーンからデザインが誕生した。　

序章として昨年オスカー週間にお披露目されたネックレス、イヤリング、指輪のセットアップに続き、この春、その全容が発表された「インソフ」コレクション。全15点に使われたエメラルドは、すべてこの原石から生まれたものだ。コレクションはスコット・フィッツジェラルドの『華麗なるギャツビー』の世界にインスパイアされ、アールデコ時代のエレガントで生きる喜びに満ちたエスプリを表現している。