シンガポールにルイ・ヴィトン アイランドがオープン。
Fashion 2011.09.22
ルイ・ヴィトンは9月18日、シンガポールのマリーナ・ベイ・サンズに初のルイ・ヴィトン アイランドをオープンした。シンガポールではすでに4店舗が展開されており、今回の出店により5店舗目となる。ルイ・ヴィトン メゾンとしては世界で12店舗目の出店。
アジア経済のハブとして昨今活発な動きをみせるシンガポールに昨年夏、正式オープンしたばかりのマリーナ・ベイ・サンズは新たなラグジュアリーショッピングエリアとしても注目されている。そのなかでも特に注目の的となっているのが、今回オープンしたルイ・ヴィトン アイランドだ。マリーナ・ベイを囲む遊歩道沿いのウォーターフロントに位置し、湾の名高い景色のなかでも、一目置かれるランドマークとして早くも話題になっている。
シンガポールのマリーナ・ベイ・サンズにオープンしたルイ・ヴィトン アイランドの外観。(c)Louis Vuitton
船舶からインスピレーションを得た空間を表現した店舗の内装デザインは、数々の賞を獲得し、世界的に活躍するピーター・マリノ(Peter Marino)。店内にアートと文化的要素を融合させた、東南アジア初となる"ルイ・ヴィトン メゾン"で、ユニークかつ洗練された時間を過ごすことができる。
シンガポールのマリーナ・ベイ・サンズにオープンしたルイ・ヴィトン アイランドの内観。(c)Louis Vuitton
「旅」をブランドのコアヴァリューとするルイ・ヴィトンらしく、1階には、メンズ&レディースのレザーグッズ、プレタポルテ、シューズ、アクセサリーの全ラインを取り揃えており、中2階には、アジアパシフィックエリアでは初の「トラベルコーナー」を設置した。トラベルラゲージやアクセサリーを一堂に集め、旅のロマンスを讃える空間作りが心地よい。ヨットのデッキを彷彿させる屋外のロジア(建物に沿って作られた屋根付きの柱廊)のような、くつろぎのプレイベートラウンジはここでしか体験できない特別な空間だ。
コンテポラリーアート作品の数々が展示されるトンネルを通り抜ければ、Marina Bay Sands Mallへとアクセスすることも可能だ。トンネルに入る手前にはルイ・ヴィトンのブックストアも設置されており、デザインや文化、アートといったさまざまな分野の本を見て回ることができる。時計やファインジュエリー、そして極上のレザーを用いたバッグを展示した気品溢れる空間には、美しい螺旋階段が誘ってくれる。また、英国人アーティスト リチャード・ディーコンによるインスタレーションも常設展示されており、ショッピングだけでなくまさにラグジュアリーな極上の時間が過ごせる。
また9月17日に開催されたオープニングレセプションでは、ルイ・ヴィトンのエグゼティブと共に女優のケイト・ブランシェットがテープカットに登場した。【岩田奈那】(c)MODE PRESS