ギャラリーやバーも併設した複合施設、
コスチューム ナショナルの旗艦店が青山にオープン！

今年でブランド誕生25周年を迎えるコスチューム ナショナルは9月1日、フラッグシップショップをメインに、アートギャラリーやバーを併設した新しい複合施設、コスチューム ナショナル アオヤマ コンプレックス（以下、CNAC）を青山にオープンした。

コスチューム ナショナル アオヤマ コンプレックスの外観。

デザイナーのエンニョ・カパサがデザインディレクションを行なったフラッグシップショップは、ガラス張りのクリーンで開放的な空間に、メンズ、レディスのフルコレクションのほか、アクセサリー、香水など、ブランドの世界観をトータルで表現するラインナップが揃う。

コスチューム ナショナルのフラッグシップショップの内観。

コスチューム ナショナルがキュレーションを行うアートギャラリースペースも注目だ。「CNAC LAB」と呼ばれるこのスペースでは、コンテンポラリーアート、建築、デザインなど、さまざまなジャンルのイベントやレクチャー、シンポジウムなどが定期的に行なわれる。オープニングに合わせて、現在開催されているのは、コスチューム ナショナルの25年間の軌跡を振り返るアーカイブ展。ちなみに同展のインスタレーションのディレクションは、若手建築家の中村竜治氏が手掛けた。

アートギャラリースペースの様子。展示されているのは、コスチューム ナショナルの25周年アーカイブ。

さらに、ショッピングやアート鑑賞後のブレイクに、選りすぐりのシャンパンやワインが楽しめるアーティスティックなバースペース「CNAC WALL」も併設されている。植物を垂直に植え込む"垂直庭園"で知られるフランスの現代美術作家、パトリック・ブランによる作品を壁一面に大胆に配したカウンターバー、そしてオープンエアのテラスは、洗練されたモダンな雰囲気でありながら、オーガニックな気分も感じられるユニークな空間。

併設されたバー「CNAC WALL」。バーカウンターの前の壁面には、パトリック・ブランによる植物を垂直に植え込んだ日本最大の作品が展示されている。

パトリック・ブランの作品のほか、ウィリアム・ケントリッジ、杉本博司など、さまざまなアート作品も展示される予定ているCNAC。アートを感じたい秋、ショッピングがてら、ぜひ足を運んでみてほしい。

Text Makiko Awata