美しい人と、美しい時計たち。 独創性に富むフランク・ミュラーを、本谷有希子が纏う。
Watches 2017.11.20
さまざまな分野で活躍する女性たちと、さまざまなストーリーを刻んできた時計ブランドが競演。それぞれの美学が煌びやかに交錯する。芥川賞作家・本谷有希子は、天才時計師フランク・ミュラーが手がける自身のブランドより、ユーモアも感じさせる「ロングアイランドダブルパスティーユダイヤモンド」を着用。
#10. Franck Muller × 作家
「ロングアイランドダブルパスティーユダイヤモンド」。ダイアルセンターとベゼルにダイヤモンドをちりばめて。(WG×ダイヤモンド、ストラップはクロコダイル、H32.5×W23mm、手巻き)¥4,590,000/フランク ミュラー(フランク ミュラー ウォッチランド東京)
新しい腕時計を生み出す、独創性とユーモア。
稀代の天才時計師、フランク・ミュラーが自らのブランドを設立したのは1992年。3次元にカーブした曲面で構成された独創的なケース “トノウ カーベックス” が一世を風靡して知名度を確立。“Master of Complications” (複雑時計の名匠)として数々の技術を誇る一方で、かつてない発想の時計を発表してきた。数字が時計まわりに8、1、6、11......と変則的に配置されているにもかかわらず、針が正しい時間を指す「クレイジー アワーズ」を筆頭に、世界を驚嘆させたモデルも少なくない。2000年に誕生した「ロングアイランド」は、トノウ カーベックスの絶妙なフィット感を縦長の角型に展開。マンハッタンからロングアイランドに向かう橋をイメージしている。
作家

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photos : KIYOE OZAWA, stylisme : TOMOKO KOJIMA, coiffure et maquillage : JUN HAYATSU (OFF), manucure : MAKI FUJIWARA (UM), texte : KEIJI KASAKI