月から見た地球を讃える、スウォッチ✖︎オメガの新作。
Watches 2024.11.06
スウォッチとオメガは2022年、月面着陸をテーマにしたクロノグラフコレクションを発表。宇宙飛行士が月で着用した最初の時計であるオメガのスピードマスター ムーンウォッチに、スウォッチが開発したバイオセラミック素材を取り入れた「Bioceramic MoonSwatch MISSION TO MOONPHASE」は発売と同時に大きな話題を呼んだ。今回新発売される「Bioceramic MoonSwatch MISSION TO EARTHPHASE」では、ムーンフェイズに加えてアースフェイズを搭載。私たちにもっとも身近な天体である地球と月の双方を讃えたデザインとなっている。
人類で初めて月面に降り立ったニール・アームストロングへのオマージュを込めたMISSION TO EARTHPHASE ¥47,300
文字盤の2時の位置のサブダイヤルに配されたムーンフェイズは月の周期に基づいて変化し、北半球と南半球ふたつのマスクで観察することができる。一方10時の位置にあるアースフェイズでは月から見た地球の動きを鑑賞できる。デジタルプリントで月のクレーターをイメージしたグレーの文字盤の中で目を引くのは海、森林、砂漠、雲が描かれた地球の姿。私たちの惑星の多様性と美しさを讃えたカラーが印象的だ。とくに海の部分は紫外線が当たるとブルーに光るUVインクでコーティングされているため、ひときわ鮮やかな輝きを放つ。
ムーンフェイズに現れるふたつの月は、暗闇でホワイトに光る。
地球の青色の部分には、紫外線が当たるとブルーに光るUVインクコーティングが施されている。
「それでも地球は動いている」と言ったガリレオの名言に呼応するように「それでも地球と月は動いている」と宣言した本製品。ムーンフェイズでは地球から見た月を、アースフェイズでは月からみた地球を示す。サイクルは同じ29.5日だが、双方は逆方向に動く。つまり地球から満月が見える時には、月からは新地球が、地球から新月が見える時には月からは満地球が観測される仕組みだ。
時針と分針、クロノグラフの秒針の先端は暗闇で発光する。
アポロ17号のハリソン・シュミット飛行士が月面から撮影した地球。近未来の月旅行へ思いを馳せて時計を身につけたい。
「Bioceramic MoonSwatch MISSION TO EARTHPHASE」は世界中の厳選されたスウォッチストアで販売。購入は一名につき1店舗、1日1本限定となる。月から地球を眺める未来を想像しながら、この時計とともに宇宙のロマンに浸ってみてはいかが?
text: Junko Kubodera