卵をあたため始めるような時間です。
もちろん、茹でて食べるような意味でなく、あたためて孵すのです。
羽交いの中に、何か大事なものを抱えて、守ることになります。
この行為は、その全体が、非常に大きな喜びです。
何かを守ったり育てたりすることを、多くの人が楽しみます。
ペットを育てること、植物を育てることは、多くの人が自ら望んでやっていることです。
動物でも植物でも、面倒を見るのは文字通り「面倒」です。
なのに、それを望んでやるのは、どうしてなのでしょうか。
庇護するものがあり、その成長や変化を慈しむ、という行為は、考えてみればとても不思議なものです。
自分の面倒を見るだけでも大変なのに、人はいろいろなものを大事にして、愛します。
今週の貴方の世界でも、そんなことが始まるのかもしれません。
あるいは過去1年の中でそうした活動に着手し、その成果となる大きな喜びに満たされる人もいるはずです。