引き受けるか、引き受けないか。承諾するか、しないか。その境目で今週、あなたは答えを出すことになるかもしれません。誰かの提案、誰かのお誘い、誰かのお勧め、誰かの頼み事。ひとから受け取ったそれらに対し、じっくり吟味を重ねた後、OKか、NOかを選択することになるのです。
誰でも、自分自身を客観的に評価することは困難です。過小評価や過大評価、自己過信や過剰な自己否定の間で、たいていは自分を誤解しています。「自分をわかっている」人はそれだけで、非常に魅力的に見えるものです。そのくらい、「自分をわかる」ことは、至難の業です。
ゆえに、提案されたことについて「それは自分にはムリだ」と思えたとしても、本当にその判断が正しいのかは、かなり怪しい部分があります。むしろ、提案をしてくれた人の方が、自分にとっては「客観」なのですから、相手の方がずっと正しい可能性もあります。自分の中の「客観らしきもの」を信じるか、他者の目という本物の「客観」を信じるか。この時期、選ぶべきなのはそこなのかもしれません。