ある場所を動き回ると、その場所の「土地勘」が身につきます。見知らぬ場所が勝手知ったるテリトリーになるまでに、どのくらいぐるぐる動き回る必要があるでしょうか。短期間にその場所を「自分のもの」にしようと思えば、できるだけあちこち出向いてみる必要があるだろうと思います。この時期、貴方はある場所に対して、そうしたアプローチをすることになりそうです。あるいはアプローチの対象は「場所」ではなく、「人」、または「人々」なのかもしれません。
この時期、フットワークよく動き回り、たくさんのコミュニケーションを重ねて、ひとつの世界を自分のテリトリーに変えていけます。それは、その世界のことを学ぶプロセスであると同時に、その世界に「受け入れてもらう」プロセスでもあります。誰かのことを本気で「知りたい!」と思って働きかければ、多くの場合、相手は心を開いてくれます。人は心のどこかに「わかってほしい」という気持ち、そして「わかりたい」という気持ちを持っているものだと思うのです。この時期の貴方はまず、熱い聞き手であり、そして、オープンな語り手です。わかりたい気持ち、そしてわかってもらいたい気持ちの両方が「両輪」となり、貴方を未来へと連れて行ってくれます。