世の中にはいろんな人がいますが、多くの人は「自分だけ得をする」「自分だけがいい思いをする」ことに慣れません。あの人が食べていないのに自分だけが食べている、ということに気付くと、なんとなく気持ち良く食べられないのです。気兼ねしてしまいますし、心から満足できません。ゆえに、徹底的に人のために何かをした、と思えたあとで、自分の楽しみに没頭するのが、「楽しみ」の王道と言えるかもしれません。
もちろん、他の形もたくさんあります。順番があべこべになる場合もあれば、自分だけの思いで突っ走った時、結果的に周囲にも利する、といったこともあり得ます。ただ、少なくとも今週は、「身近な人のために集中的に力を尽くす」ことが先で、そのあとに「自分個人の喜びを満喫する」という流れになるのではないかと思います。
この「最初に周りのために尽くす」→「その後で自分の喜びを追求する」という段取りは、それぞれ約1年くらいに渡る、大スケールの「段取り」です。過去1年、貴方は身近な人や家族のために、ものすごく頑張ってきたのではないでしょうか。あるいは自分とそのほかの人のための「場」を作ろうと、努力してきた貴方がいるはずです。今週末を境に、貴方は「自分の喜びのために生きる」モードにシフトします。この境目は、今回、大変メリハリが効いていて、ビビッドなのです。週の半ば過ぎまで「尽くす」感があり、週末を境に「自分!」感が出てくる、そういう体感があるだろうと思います。




