未来を見つめ、精力的に「前進!」を意識してきたここ数週間だったのではないかと思いますが、今週を境にその「前進」感がふわりとゆるみ、なにかと過去を振り返りたくなるかもしれません。あるいは、前に進むよりも、立ち止まって取り組むべき「もっと大切なこと」が発生するのかもしれません。
たとえば誰かに愛情を注いだり、誰かを助けたりする時は、いったん自分自身の「前進」を止めねばなりません。あるいは、自分自身が誰かに助けてもらう時も、一度立ち止まって相手の救いの手に自分のペースを委ねる必要があります。助けることも、助けられることも、同じペースで前に進み続けているままでは、できにくいのです。
今週から、誰かとの「助け合い」がひとつの大きなテーマとなるようです。「助け合い」と言えば相互によりかかりあうようなイメージが湧きますが、現実に人が人を助ける状況は、短期的に見れば完全に一方的です。AさんがBさんをまるっと助けて、その10年後にBさんがAさんをまるっと助けることになる、といった関係が「助け合い」なのです。ここでは、取引のような約束はできません。助けてもらうのも、助けるのも、偶然そうした立場になるだけだからです。
もしかしたら「助けるだけ」「助けてもらうだけ」になるかもしれないということを受け入れて初めて、未来に跨がる「助け合い」への可能性が開かれます。今週以降、貴方もそうした決断をすることになるかもしれません。今週末、非常に長期にわたる人間関係が「実を結ぶ」気配がありますが、「関わり」における「時間」の意味の深さを、そこで学ぶことになるのかもしれません。




