「愛」と「勇気」は時々、セットになります。たとえば幼い兄弟のどちらかがいじめられて、もう一方がいじめっ子に抗議しにいくような場面が思い浮かびます。何か愛するものがあり、その愛のために「言うべきことを言いに行く」というシチュエーションは、人生のさまざまな段階で起こりえます。
今週、もしかすると貴方の世界にも、そんなシーンがあるかもしれません。「言うべきことを言う」タイミングは、かなり遅れていても問題ありません。本当はその場で言うべきことでも、とっさに言葉が出てこないほうが多分、普通です。後になって「ああ言えばよかった」「こうも言えたはず」と後悔しますが、「機を逸したから、もう言えない」となりがちです。ですが少なくとも今は、言いにいけます。これは、怒りの表明はもちろん、感謝の念とか、愛の告白とか、ポジティブな感情の吐露にも当てはまります。そこから新しい物語が始まる気配があります。