あれこれ考えているより、動いてみたほうが早いようです。出かけていって、話を聞いて、実物を見て、そこで素早い判断ができます。普段自分の長考の中に閉じ込もりがちな人も、今は外の風に当たった方が、答えが早く見つかります。なんでも早ければいいというものではありませんが、今は軽やかな機動性と、風通しの良さがポイントなのです。
「普段の風景」の中に見慣れないものが入ってきたり、新しい習慣が入り込んできたりした時、私たちはそれに「なじむ」までに時間を要します。最初は少々ギクシャクしたり、なんとなく違和感があったりするかもしれませんが、ここから少し時間をかけて「なじませて」いけるものがあるようです。「なじむ」には、特に意味のない会話や無言で一緒にいる時間も、結構大切です。「意味」を求めないことに「意味がある」場合もあるのだと思います。