「自分は自分、他人は他人」という境界線が、この時期はどんどん破られます。互いにはみ出し、踏み込み、交わり、融け合うように生きていくことになります。その「踏み込み」が互いに心地良かった場合は、継続して保たれます。でも、「ちょっとやりすぎかもしれないけど、今だけ特別!」という気持ちで踏み込んだ場合は、あとでちゃんと距離感を再設定できます。
大切なのは、この時期「踏み込み合う」ことを警戒しすぎないことだと思います。新しいドアや窓が開かれ、さらに普段開けない裏口を開けることになっても、今はそれこそが必要なことなのです。恐縮しすぎず、遠慮せず、まずはドカンドカンと受け止め合ってみることから、何かが始まります。ちょっと図々しい、あつかましい、お節介、くらいがちょうどいい時です。