ぴったりくっついたり、内側に入り込んだり、懐に飛び込んだり、寄り添ったり。そんなふうに、人との距離がとても近くなるかもしれません。このところ長らく、人との関係において「車間距離を取ろう」と考えがちな貴方にとって、この「ぴったり感」は「どう捉えたらいいのかわからない!」という戸惑いに繋がるのかなとも思います。でも、今はぺたぺたしていていいのだと思うのです。「距離が近すぎるよ!」くらいでちょうどいいようなのです。
「これでは踏み込みすぎだろうか」「ここまで引き受けて、責任を取れるだろうか」等々、距離が近づくと、心配事もいろいろ出てきます。その心配もひっくるめて、今必要な関わりなのだろうという気がします。できるだけリスクを取らない、失敗を避ける、責任取れないことはしない、というのが「賢い、正しい」とされる世の中ですが、現実を生きる上ではそうした「賢さ」だけでは対応できない場面が必ず出てくるものです。賢くも正しくもないかもしれないけれど、それでも、手を差し伸べたい。そんなふうに思えるシーンが今週、巡ってくるかもしれません。あるいは逆に、誰かがそうした思いの中で、貴方に手を差し伸べてくれるのかもしれません。