他者は、意外性に満ちています。よく知り合った相手でも、突然びっくりするようなことを言い出します。「この人は多分、こういう考えだろう」という想像を、遙かに超えてきます。「あの人にこれを贈ったら、喜ぶだろう」という想定が外れると、とても辛いものです。どんなに長く一緒にいても、どんなに似たもの同士でも、ふとした瞬間に「えっ?」と驚かされることはあるものなのです。
今週、貴方の世界ではそうしたことが起こりやすいかもしれません。他者の「他者性」に気付かされ、驚かされるのは、むしろお互いの関係が近い場合なのだと思います。「一緒にいる」「同じ経験をしている」という感覚が深いほど、相手が他者である、ということに気付かされると、びっくりしてしまうのです。でも、一緒にいることの意義は、お互いが少しずつ違いあっている、というその点にあります。今週、誰かが貴方をびっくりさせた時、そこに喜びの種が蒔かれ、豊かさの芽が顔を出します。
週明け、びっくりするような朗報が飛び込んでくるかもしれません。それも上記の「他者性」から生じる喜びを乗せています。




