石井ゆかりの星占い

2021/12/27 - 2022/1/2

てんびん座

てんびん座

9.23 - 10.23

人間は「社会的動物」であると、かつて学校で習いました。私たちは毎日多くの人々とさまざまな形で関わりあっていて、自分の居場所や立ち位置は、その関わりの交点のようなものとして出来上がっています。その「ポジション」を、この年末年始は強く意識することになるかもしれません。

自分が誰かのために果たしてあげられる役割。誰かが自分に対して強く期待している役割。自分がやってあげていることで、いちばん喜ばれていること。自分がいなければどうにもまわっていかない現場。そうしたものの存在に気付き、「さらにその内容を豊かにできないだろうか?」という思いが湧いてくるのです。もちろん、何もかもひとりで抱え込んだり、「自分でなければ!」と思い込みすぎたりして、自分の生活や生命を押しつぶすような自縄自縛に陥るのは、論外です。でも、多くの人は「期待されたい」「信頼されたい」「頼られたい」「役に立ちたい」という気持ちを、心の中に多かれ少なかれ、抱いているものだと思います。その願いが非常に具体的な形で充たされ、報われ、多くの可能性に繋がっていくのが、この年末から2022年の天秤座の時間なのです。

今週は特に、多くの人とのざっくばらんな対話の中に、そのことを見いだせるかもしれません。この年末年始、貴方の周りではいつになく熱い議論や討論が巻き起こりそうなのですが、貴方自身も熱く語り、闘っていく中で、「なるほど、この役割は自分にぴったりなのだな」「今、この人は自分にこんなことを期待しているのか」「今のこの人のために、自分にできることがありそうだ」などという発見があるだろうと思います。その発見は貴方に、新しい希望と勇気を授けてくれるはずです。

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石井ゆかり

ライター。「フィガロジャポン」本誌にて2010年から星占い連載を手がけ、ムック本「石井ゆかりの星占い3」(CCCメディアハウス刊)が好評発売中。そのほか、さまざまな媒体で記事やエッセイなどを執筆し、『12星座シリーズ』(WAVE出版刊)は120万部を超えるベストセラーに。『愛する人に。』(幻冬舎コミックス刊)、『夢を読む』(白泉社刊)など、著書多数。累計発行部数は400万部を超える。



今週の空模様



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