「他者」はコントロール不能な存在です。たとえそれが家族でも、自分の子どもでも、自分以外の存在である「他者」は、決して思うようになりません。仮に、一時的に思うようになったとしても、あとで「思いどおりになどされたくなかった」と述懐されることもあります。この時期は特に、他者が予想外の動きをするようです。翻弄され、振り回され、ハラハラドキドキさせられるかもしれません。
でも今は、そうした予想外、想定外の「他者」の動きが、多くを教えてくれる時期なのです。もし自分の想定内に収まる世界だとしたら、どんなに退屈なことでしょうか! 天秤座の人々はもともと、他者に対して非常に深い関心を持っています。その関心の深さ、センサーの新鮮さが、この時期最大の武器となります。
今は、他者を自分のコントロール下に置こうとすると、あまりうまくいきません。一方、他者のおもしろさ、意外さ、新鮮さに注目し、自分の中にある「枠」を開放していくと、予想以上に豊かな世界が広がります。チャンスは今、その方面に転がっています。