協力者や関係者がとてもたくさんいます。忙しい時期なのでとてもありがたいはずなのですが、なぜかみんなが想定外の動きをするので、話がややこしくなりがちかもしれません。「協力してもらったことで、かえって仕事が増える」という現象は一般に、決して珍しくないものですが、今は特にそんな状況になりやすいかもしれません。
とはいえ、それが「悪い状況」かというと、そうでもありません。むしろ今は「効率的に手伝ってもらって物事が早く運ぶ」より、「みんなで協力してややこしい状態になる」ことのほうが、たぶん意味も、意義も、価値もあるようなのです。この状況を通して周囲の人たちの隠れた表情や考え方が見えてきます。人の真心や優しさも、たくさん伝わってきます。
目標は達成してしまえばそれでおしまいですが、そこで運良く生まれた人間関係は、その後も長く続きます。今は「長続きするかもしれないもの」に目を向けると、いちばん大事なことはなんなのか、よく見えてくるようです。