レスポンスをよくすることと、結論をすぐに出すこととは、別のことです。すぐに答えが出ない時でも「今、こんなことを考えています」と途中経過を伝えておけば、相手は「無視されている」と感じずにすみます。この時期は、結論を急ぐ必要は無いのですが、「繋がりを丁寧に保つ」努力がとても大切です。関わりが継続しているかどうか、ということを折に触れて意識的に確かめ合うことが、その後大きな力に変わるのです。
「人を大切にする」ことを多くの人がモットーとして語りますが、ではどうすれば「人を大切にした」ことになるのか、その点はきわめて難しい問題です。「あの人には大変かわいがってもらった」と言う時、具体的には何をしてもらったのか、人によって大きく違うものだろうと思います。
この時期は「どうすれば人を大切にしたことになるのか」「どうすればかわいがっているということが伝わるのか」などが、ひとつの大きなテーマとなるようです。自分の思いと同じかそれ以上に、「相手がどう感じるか」にどこまで思いを馳せられるか、が焦点と言えそうです。




