たとえば、突然の来客で、やろうと思っていた片付けを後回しにし、ちらかったものをとにかく見えないところに押し込む！といった展開になるかもしれません。
この時期は「人」が優先です。
作業や家事を後回しにしてでも、「その人」に時間を使う必要が出てきます。
たとえば、洗濯機が洗濯を完了する時間はあらかじめ知ることができますが、「人」が必要とする時間は、先に知っておくことができません。
その人が言いたいことを語り終わる時間、その人が「一緒にいてほしい」という気持ちが満たされる時間、疲れた人が眠る時間、盛り上がった飲み会が終わる時間などは、あらかじめ正確に知ることはできません。
もちろん、こうした「時間」はたいてい、スケジュールの都合や終電などで、「強制終了」されるわけですが、この時期はそうした「強制終了」がフィットしないシチュエーションも多いようです。

自分や相手の心が満たされて、マンタンになるまでの時間をきちんととれるか。この時期はそれが、ひとつの大きなテーマとなりそうです。
迷っている件について心を決めるまでの時間、閉じこもった心の中から外に出る勇気が湧き上がる時間、「もういいや！」と吹っ切れるまでの時間。
今はそんな「はかれない時間」の中に、大切なものがたくさん詰まっているようです。