生活の中で起こることの多くは、「正解」がありません。どんな対応をしても、それが間違いとも正しいとも言えない、というモヤモヤした雰囲気の中で過ごしてゆくシチュエーションが大半だろうと思います。大正解を当ててスカッとする!みたいなことは、ごくマレです。
ただ、「じわじわと効果が出る」ということはよく起こります。すぐには結果が出ないような小さな工夫を続けていった結果、だんだん状況が好転し「なるほど、これは正解だったな」とわかってくるのです。
こうした「小さな効果がだんだん表れる」ような工夫は、ある種の本質的な物事の理解が土台となっていることが多いようです。物事や状況をまず、じっくり具に観察し、深く理解するところから、自然に浮かび上がる「工夫」は、現実的な効果に繋がりやすいのです。逆に、目の前の状況をじっくり見る手間を惜しんで、慌てて対応してしまうと、的外れになりがちです。
この時期の貴方の活動では、この「現実をじっくり見つめて、理解する」力がものを言うようです。「どう対応していいかわからない」のは、その状況をまだ、理解できていない、ということなのかもしれません。状況を見つめるだけでなく、その状況を理解するために必要な外部の情報や知識を仕入れる必要もあるのかもしれません。「わかった!」という思いがそのまま、「こうしよう!」というアイデアに直結します。




