「ずっと伝え続けてきたのだから、きっとわかってくれているだろう」と思ったことがちっとも伝わっていなかったので、あらためてそれを丁寧に説明したところ、すんなりわかってもらえた、といったことが起こるかもしれません。この場合「ずっと伝え続けてきた」過去は、けっして「ムダ」なわけではありません。むしろ、「ずっと伝え続けた」という土壌があったからこそ、ここで蒔いた種にすぐ芽が出る、ということなのだと思います。こちらからの働きかけとしてのアクションと、そのフィードバックや成果とは、かならずしも「一対一」の対応関係にはならないことがあるのです。たくさんの仕掛けをし、撒き餌をまいて、最後にやっと「目当ての大物」がかかります。
これまで貴方があれこれ気配りをし、目配りをして作ってきた空気の中に、今週たったひとつの石を投げ込んで、すべてが一変するかもしれません。この流れはすべて、貴方が作ってきたものなのだと思います。今週生まれる特別なコミュニケーション、特別なメッセージは決して「今始めて生じたもの」ではないのです。




