石井ゆかりの星占い

2022/4/4 - 4/10

さそり座

さそり座

10.24 - 11.21

たとえば、誰かとケンカした時「なぜか同じパターンで何度もケンカしてしまうなあ」と感じることがあれば、それは自分の中に何か、解決されざる矛盾が存在するからなのかもしれません。他者との関係においては時々、「自分の中にいる複数の人物の葛藤」がそのまま、「ドラマ化」されてしまうことがあります。もうひとりの自分と、延々闘っているような状態になると、諍いはしばしば不毛なループにはまり込みます。

もし貴方の世界でそんなことが起こりがちなら、今週、そのループを生み出している大元の「内なる矛盾」を見つけ出せるかもしれません。「おまえが元凶か!」といえるものをがっちり押さえた時、そこから先の世界はまったく違ったものになっていきます。

こんなことが可能になるのはおそらく、今の貴方が素晴らしい愛の世界を生きているからです。今週以降、貴方は「これでもか!」というほどスケールの大きな愛と創造の世界を生きることになります。そこでは、物事がすべて表面的なスケールにおさまらず、常に深化し続けます。深いところまですぐにたどり着いてしまうため、何気ない雑談さえ、すぐにいつもとは違った広がりを見せます。蠍座の人々にとって「自分の内なるものを表現すること」は、非常に怖ろしいことなのかもしれません。でも、今はそのことを通してしかわからないことが、たくさんあるのだと思います。

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石井ゆかり

ライター。「フィガロジャポン」本誌にて2010年から星占い連載を手がけ、ムック本「石井ゆかりの星占い3」(CCCメディアハウス刊)が好評発売中。そのほか、さまざまな媒体で記事やエッセイなどを執筆し、『12星座シリーズ』(WAVE出版刊)は120万部を超えるベストセラーに。『愛する人に。』(幻冬舎コミックス刊)、『夢を読む』(白泉社刊)など、著書多数。累計発行部数は400万部を超える。



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