石井ゆかりの星占い

2021/9/13 - 9/19

おうし座

おうし座

4.20 - 5.20

ややこしいことも、面倒なことも、魔法の力でぱあっと一瞬で片付けてしまえたら、どんなに面白いでしょうか! このところの貴方の世界には、面倒なタスクが確かにあれこれ積み上がっているようなのですが、今週の貴方の手には不思議な魔法の杖のようなものがあって、それを使うとなぜかどんどん、「やるべきこと」が片付いていくようなのです。もちろん、すべてのタスクを今週だけでさばけるわけではなさそうですが、とにかく今週に限っては、表面的な解決ではなく、根っこから物事を捉え、長い過去と未来を見据えて大胆な采配をふるい、「好転への大条件・大前提」を整えることができるはずなのです。

今目の前にあるややこしさや面倒くささは、ある意味で相対的な現象です。一時的な関係性の中で浮いたり沈んだりする、変化に富んだ動的な混乱です。それをそのままのスケールで扱おうとすると、かえってその面倒くささに巻き込まれてしまいそうになりますが、もっと大きな、もっと下からの、あるいはより高次のリクツがしっかりしていれば、ぷかぷか浮かぶさまざまなものがどんな色でどんな塊を作ろうが、惑わされずにいられます。枝葉がどんなにざわめこうと、幹と根っこがしっかりしていれば大丈夫なのです。

今週の貴方の「不思議な魔法」は、幹と根っこをしっかりさせるとか、確かめるとかいったイメージで作用します。自分のしっぽを追いかけ回す猫のような状況を横目に見て、「混乱の本質はそこにはない」と見極め、本当に整えるべき部分を整える、といったことが、今週の牡牛座のテーマとなっているように見えるのです。

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石井ゆかり

ライター。「フィガロジャポン」本誌にて2010年から星占い連載を手がけ、ムック本「石井ゆかりの星占い3」(CCCメディアハウス刊)が好評発売中。そのほか、さまざまな媒体で記事やエッセイなどを執筆し、『12星座シリーズ』(WAVE出版刊)は120万部を超えるベストセラーに。『愛する人に。』(幻冬舎コミックス刊)、『夢を読む』(白泉社刊)など、著書多数。累計発行部数は400万部を超える。



今週の空模様



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