切り分けたり、整理したりする必要は、今はありません。箇条書きにして、整然と物事を整頓して、それで得られるものは、今はあまりないようです。むしろ、混沌としているほうが良いのです。混ぜ返した中から、活き活きとした芽が出ます。材料を次々に鍋に投入して、グルグルかき混ぜて、まるであたらしいものが出来上がります。
人間関係でも、ある種の作業でも、今はあれこれ試してみるほうがフィットします。外から取り入れて、自分のアイデアと組み合わせて、そこで見えてくるものがあります。「論功行賞」はいつでもとても大切なことですが、「これは誰の手柄なのか」ばかりを考えていると、何も先に進まなくなることもあるものです。今はみんなで手柄を共有することを目指しつつ、かきまわしてみたい時です。