外に出て話す時の言葉と、身内で語り合う時の言葉は、結構違っているものです。「内弁慶」という言い方もありますが、家の中では言いたいことをガンガン言えるのに、外に出ると表面的な意見しか言えなくなる、という人は、もしかすると言葉の使い分けが厳密すぎるが故に、そうなっている、というパターンもあるのかもしれません。
今週の貴方の世界では、外に出た時ほど内なる言葉を使うことが求められるかもしれません。もちろん、礼儀やマナーは存在するはずですが、普段感じていること、心から思っていること、正直な感情表現や愛情表現などが、「外」で必要になる気配があるのです。人間社会は結局の所、人の気持ちで出来ている部分が大半です。そこにひとりの人間として、あたたかな声で働きかけることができた時、時々「ミラクル」が起こります。今週は貴方の世界に、そんなシーンが生まれるようなのです。