石井ゆかりの星占い

2025/3/31 - 4/6

今週の空模様

こんにちは、石井ゆかりです。
日食明けての週で、金星と水星はすでに魚座に戻っており、牡羊座は入ったばかりの海王星と太陽で、まるで複雑な山道からいきなり大海原に出たような雰囲気となっています。ややこしい状況からぽかんとひらけた景色に出て、「どこに注目すればいいのかわからない」ような感じもあるのではないかと思います。大きすぎる景色を前にすると、私たちはそこに飲まれるばかりで、焦点を絞れないのです。意味も見いだせないし、次の一手も思い浮かびません。ただ「そこにいる」ことができるだけです。「ここにいる」という感覚も、ただちには浮かびません。

魚座に並ぶ3星、ドラゴンヘッドと蟹座の火星がトラインを結び、ここも非常に印象的な配置です。一言で言い表せないような、深く濃いエモーションがものごとを突き動かします。今さっき生じた感情ではなく、積み重ねられた地層のような、動かしがたい「思い」が、当人にとっては当然の行動につながり、その行動を受けた相手は「突発的だ!」と驚くのです。しかし驚きつつも、そこには直観的な納得があります。

全体に不思議な非日常感がある週で、多くの人が「どうしたらいいかわからない」という状態になるかもしれません。いつも通り、段取り通りに固執すると、不安が増すばかりかもしれません。「これは非日常だ」と腹をくくってしまえば、今しか見られないもの、できないことを満喫できます。
この「非日常」から復帰するのも、そんなに先のことではありません。実は来週から段階的に、カオス状態を脱する軌道に乗ります。
そんなわけで今週は「いつもどおりではない」をできるだけ、楽しむのが正解なのかなと思います。

今週はそんな感じです。

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石井ゆかり

ライター。「フィガロジャポン」本誌にて2010年から星占い連載を手がけ、ムック本「石井ゆかりの星占い3」(CCCメディアハウス刊)が好評発売中。そのほか、さまざまな媒体で記事やエッセイなどを執筆し、『12星座シリーズ』(WAVE出版刊)は120万部を超えるベストセラーに。『愛する人に。』(幻冬舎コミックス刊)、『夢を読む』(白泉社刊)など、著書多数。累計発行部数は400万部を超える。



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