石井ゆかりの星占い

2022/12/19 - 12/25

今週の空模様

こんにちは、石井ゆかりです。
今週は非常!に!「節目」感の強いタイミングです。カレンダー上の年の節目は元日ですが、星占い的には一足先に今週「新年の第一歩を踏み出す」という雰囲気があるのです。

10月末から魚座に一度戻っていた木星が20日、牡羊座に歩を進めます。2023年の大きな流れのレールに乗ったな!という感触の強い動きです。さらに22日は冬至、太陽が山羊座入りし、翌日山羊座で新月が起こるのですが、この新月は牡羊座入りしたばかりの木星と90度を組み、「スタート!」と大号令をかけているように見えるのです。牡羊座も山羊座も「活動宮」で、何かを起ち上げる、始める、切り開く、無から有を生む世界です。ここにハッキリした「スイッチオン」の動きが起こり、みんなが重い腰を上げて一斉に行動を開始する、といったイメージが浮かぶわけです。

とはいえ、水星は29日からの逆行にむけて、すでに山羊座で減速しつつあります。なので、この「スタート!」には、ストレートにダッシュしていくようなスピード感は、あまり感じられないかもしれません。大きなものを動かし始める時は、最初の動きはスローです。それに似て、今週動き出すことはかなりスケールが大きいので、短期的には「ノロノロ動き出したぞ」というふうに見えるのかなと思います。

すでに先週山羊座入りしている金星が、天王星とトラインを組むのも特徴的です。金星は牡牛座の支配星で、強めのやり取りがあります。たとえば山羊座金星はしっかり和服を着込んだ麗人、という感じなのですが、天王星はその和装にハイヒールをあわせてみるような突飛な感性を加味します。愛や経済活動においても、そんな「イレギュラー」が起こるかもしれません。イレギュラーの中では、ある種の真実、むきだしの要望、ニーズが浮かび上がります。型どおりにやっている時には見えてこない、新たな方向性をここで、見いだしたり、共有したりできるのかもしれません。

今週はそんな感じです。

Share:
  • Twitter
  • Facebook
  • Pinterest

石井ゆかり

ライター。「フィガロジャポン」本誌にて2010年から星占い連載を手がけ、ムック本「石井ゆかりの星占い3」(CCCメディアハウス刊)が好評発売中。そのほか、さまざまな媒体で記事やエッセイなどを執筆し、『12星座シリーズ』(WAVE出版刊)は120万部を超えるベストセラーに。『愛する人に。』(幻冬舎コミックス刊)、『夢を読む』(白泉社刊)など、著書多数。累計発行部数は400万部を超える。



今週の空模様



公式サイト「石井ゆかりの星読み

いいモノ語り
パリシティガイド
Business with Attitude
フィガロワインクラブ
BRAND SPECIAL
Ranking
Find More Stories