こんにちは、石井ゆかりです。
今週は25日、獅子座で新月が起こります。
牡羊座の土星、海王星と120度を組む、かなりドラマティックな新月です。
新月は「スタート」のタイミングですが、トラインを組む2星も、新月の近くに位置する水星も逆行しており、過去の経緯をたっぷりとはらんでいます。
すべてを吹っ切るようなスタートというよりは、これまでのさまざまな経緯を一段階上に押し上げるようなスタートライン、と言えるかもしれません。
星座を移動したばかりの大物たちと「クレイドル」という形を形成し、物事がどんどん進展し、転がっていく、というイメージが浮かびます。
この形にはいろいろな解釈がありますが、「止められない」というイメージを私は抱いています。たくさんの関係者がいるために止められない、複雑に物事が絡み合っているので簡単に止められない、ということは、世の中にたくさんあります。クレイドルにはそうした、複雑さ故にブレーキをかけられない状況を感じることがあります。
特に今回は風の星座と火の星座にまたがる模様で、コミュニケーションやプレゼンテーションの上での都合から「止められない」ことがある、といったイメージも浮かびます。示威、見栄、メンツなどの事情が先に立つような感じがあり、たくさんのコミュニケーションが巻き起こっているにもかかわらず、あまりナカミのあるやり取りにならない、といった感じもあるのかなと思います。
空っぽな言葉とそうでない言葉を見分けるのは、今は本当に難しいことですが、逆行水星が「保留」という対案をくれている気もします。
とりあえず決めない、という態度が、役に立つ場面が多いのかもしれません。
今週はそんな感じです。