こんにちは、石井ゆかりです。
今週は26日、金星が蟹座から獅子座に移動します。
全体に、かなり星がばらけた状態になり、緊張感が緩みそうです。
とはいえ、週の前半は金星と冥王星を軸とした複雑な模様が形成され、多くの人がある種の欲望を喚起されてひとつのものに注目するような状態が生まれるかもしれません。
「見せたいものを見せる」「見たいものを見る」動きが強く噛み合い、非常に魅力的なシーンを目の当たりにすることになる、といったイメージが浮かびます。
太陽は妙に他の星のチェーンから離脱した場所で、「実質的には別のことが起こっている」ことを示唆しているようにも見えます。
このところ、火の星座と風の星座という、プレゼンテーション、コミュニケーションの世界が強調されています。
ただ見えているものを見るのではなく、「誰がどういう意図でそれを見せているのか」に意識を向ける必要もあるのかもしれません。
人間は「見えているもの」に弱い生き物です。
昨今ではYouTubeやショート動画などが世の中で非常に大きな力を発揮していますが、そのことにも「見えているものへの弱さ」がよく表れています。
陰謀論と呼ばれるようなものもやはり「見せられているもの」で形成されます。
「見えているものだけしか見えていない」「見えていないものは、本当に見えない」という意識のもとに立ち止まるのは、非常に難しいことですが、今は大事なことなのだろうと思います。
今週はそんな感じです。