Carré de chocolat ×TSUTAYA BOOKS とっておきの本片手に、カレド時間。

Gourmet 2017.10.20

PROMOTION

コンシェルジュが選んだ、カレ・ド・ショコラと楽しむ本。

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French MILK | フレンチミルク
濃厚なフランス産ミルクを使用。カカオの風味にきれいに溶け込み、まろやかかつキレのある味。

for 恋と冒険が好きな人
『ダ・ヴィンチ・コード』(上)(中)(下)

ルーヴル美術館館長の殺人事件を通じて知り合った、ハーバード大学教授のロバート・ラングドンとフランス司法警察の暗号解読官ソフィー・ヌヴー。逃亡者となったふたりは協力して絵画や図像の謎を追うが、多くの危機を乗り越えるうちに......。知的なふたりの淡い想いは、ただ甘いだけではないフレンチミルクの味わいのよう。
●ダン・ブラウン著 越前敏弥訳 角川書店刊 各¥648

for 流浪に憧れる人
『左岸』(上)(下)

17歳で駆け落ちした茉莉は、男から男、都市から都市へと流浪を繰り返す。幼い頃亡くした最愛の人、幼なじみの男の子、かつて暮らしたパリは、世界のどこにいても彼女の心に小さな明かりを灯す。フレンチミルクの持つカカオ感と濃厚なミルク感の絶妙なバランスは、波乱を重ねて魅力的な女性に成長した茉莉の生き方に呼応する。
●江國香織著 集英社刊 各¥810

for 温かい恋がしたい人
『ナタリー』

最愛の人を失ったナタリーを再び世界へと導いてくれたのは、不器用を絵に描いたような異国から来た男マルキュスだった。ふたりが心を通わせていく様子を描写する一方で、途中で差し挟まれるユニークなコラムが読みやすさを加速。おいしさにキレがあるゆえ、何枚でも食べられそうなフレンチミルクと、魅力的な組み合わせ。
●ダヴィド・フェンキノス著 中島さおり訳 早川書房刊 ¥1,836

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Venezuela BITTER | ベネズエラビター
ベネズエラ産カカオ豆が生む、まろやかな苦味と香りの高さが自慢。大人が楽しめる奥行きのある味。

for 未来を想う人
『わたしを離さないで』

謎の施設で暮らす少年少女。彼らは、未来を語ることも将来に希望を持つことも許されない過酷な運命を背負う。それでもなお芽生える友情や愛。たとえ限りある人生であっても、それを味わい、深めることはできる。生きる意味をあらためて問い直す傑作とともに味わいたいのは、ただ苦いだけではなく香り高い、ベネズエラビター。
●カズオ・イシグロ著 土屋政雄訳 早川書房刊 ¥864

for 心の奥底を見たい人
『危険な関係』

退廃した18世紀のパリの社交界。退屈を持て余したプレイボーイが口説き役、妖艶な貴婦人が相談役として、純粋な少女にゲームを仕掛けた。全編書簡で進む物語は、それぞれの思惑が絡み合い、嫉妬や裏切りなど苦味に満ちている。ベネズエラビターに用いたカカオ豆の独特の香りが、スリリングで痛ましい展開の気分転換になる。
●ピエール・ショデルロ・ド・ラクロ著 竹村猛訳 角川書店刊 ¥734

for 人生を振り返りたい人
『春にして君を離れ』

ミステリーの女王が描く、苦い愛の物語。完璧な妻であり母であるという自信に満ちた女性が家族を離れ、ひとりで旅するうちに感じる揺らぎ。夫は、子どもたちは、本当に私を愛しているだろうか。ベネズエラビターのほろ苦い味わいは、人生の半ばを過ぎた女性が人生を振り返った時に訪れる戸惑いを、よりリアルに感じさせてくれる。
●アガサ・クリスティー著 中村妙子訳 早川書房刊 ¥734

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Madagascar WHITE | マダガスカルホワイト
贅沢に使ったマダガスカル産バニラのコクと甘い熟成香に、濃厚なミルクがマッチ。

for 本気の恋がしたい人
『ミー・ビフォア・ユー きみと選んだ明日』

若き女性ルーは、6カ月限定で介護の仕事を頼まれる。相手は凄腕の実業家だが、事故で四肢麻痺となったウィル。ふたりの間には次第に恋心が芽生えるが、彼にはある秘密が。ルーはウィルと、ウィルはルーと出会うことで何を得たのか。マダガスカルホワイトの持つバニラの豊かな香りとコクが、物語の描く愛の深さに寄り添う。
●ジョジョ・モイーズ著 最所篤子訳 集英社刊 ¥1,134

for 純愛に憧れる人
『美女と野獣』

父親の身代わりとして屋敷に出向いた美しいベルに求婚する野獣。彼の優しさと醜さの間で揺れる彼女の心。命を懸けた恋が実る瞬間、奇跡が起きる。「魔」を打ち砕くことができるのは、同情ではなく純粋な愛。それは、バニラとミルクの組み合わせを追求したからこそ生まれた理想的なホワイトチョコレート、マダガスカルホワイトを思わせる。
●ボーモン夫人著 村松潔訳 新潮社刊 ¥529

for 虚しさを抱える人
『村上春樹翻訳ライブラリーグレート・ギャツビー』

ニューヨーク郊外の屋敷で夜ごと開かれる豪華絢爛なパーティ。中心にいるのは屋敷の主人で謎多き男、ギャツビー。すべてを手に入れた男が、唯一手に入れられなかったのは、かつて愛した女。ギャツビーの切ない想いを、マダガスカルホワイトの甘い熟成香と堪能したい。
●スコット・フィッツジェラルド著 村上春樹訳 中央公論新社刊 ¥886

 

>>蔦屋書店で実施する、カレドとのコラボレーション。

texte : AIKO IMAIZUMI, illustrations : MAO NISHIDA

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