名店出身の店主が生み出す、新たな和食。#01 生産者の思いを料理に込めた、丁寧な仕事を荒木町で。

Gourmet 2018.05.14

全国の生産者を訪ね歩き、随所まで食材を生かすこだわりの味。

荒木町たつや|荒木町

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冬の¥8,100のコースより。「カニしんじょのお椀」。山形県産ズワイガニの甲羅も使用したしんじょは、甲羅とお酒の甘味が重なり合い、昆布、生姜の香りも絶妙。梅と鶯のお椀は会津の鉄錆塗り。

独立前から全国の生産者を訪ねて回っている石山竜也料理長が目指すのは、生産者の思いを伝える媒介者。たとえば、旬の食材のカニは甲羅もしんじょに使い、余すことなく料理に生かされる。8,100円のおまかせコースは2品目を揚げ物とし、中盤では酒肴を、食事は雑炊とするなど、酒を楽しむための工夫がいろいろ。日本酒は「而今(じこん)」など4銘柄を中心に30種類以上、ワインは山梨産をはじめとした日本産が充実。21時以降はアラカルトで気軽に楽しめるのもうれしい。

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酒肴「カキの生姜煮ごま豆腐がけ」。醤油と生姜でサッと炊いたカキに、出汁でのばした胡麻豆腐のソースをかけ、とんぶりをのせた一品。

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ケヤキの一枚板のカウンターは8席、テーブル席は4席を完備。2017年11月10日オープン。

Arakicho Tatsuya/荒木町たつや
東京都新宿区荒木町10 タウンコート ナナウミ1F
tel:03-6709-8087
営)17時30分〜22時最終入店
休)水、祝、日不定休
予算:¥10,000〜
www.facebook.com/荒木町たつや-504247113264677

*『フィガロジャポン』2018年4月号より抜粋

photo : KAYOKO UEDA, réalisation : MEGUMI KOMATSU

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