九州近海で獲れた、魚のおいしさを堪能。 九州の魚と別注の米が生む一体感は、丁寧な仕事ゆえ。

Gourmet 2018.07.08

佐賀に別注した米は大粒で固めに炊き上げて、一貫ずつこだわりぬいたネタとの合わせが評判に。

2種類のシャリを使い分けた、キリリと丹精な一貫。

菊鮨

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料理はすべて夜のおまかせコース¥12,960から。つまみが7品、握りが12貫供される。唐津焼や備前、有田の皿も美しい。左から、壱岐のトロ、宗像のイカ、クルマエビ、芝エビのおぼろをかませたコハダ、大きいもので20㎏にもなる五島で獲れたアラの握り。

2代目として5年前に店を継いだ、若き握り手の瀬口祐介店主。人気の理由はネタとシャリとの一体感。米を佐賀の農家に別注し、あえて粒を大きめに。固めに炊くことで、口の中に入れるとハラリときれいにほどけていく。また、白身にはさっぱりとした酢のシャリを、濃いめのネタにはコクやまろやかさがある酢のシャリを使うなど、1貫ずつ施す丁寧なアプローチが評判につながっている。

Kikuzushi
菊鮨

福岡県春日市春日公園3-51-3
営)ランチ:12時一斉スタート
ディナー:18時もしくは20時30分一斉スタート
休)月 要予約
tel:092-575-0718
http://kikuzushi.org/

*『フィガロジャポン』2018年6月号より抜粋

photos:SAKURA TAKEUCHI(GEODADA), collaboration:SATOKO SHIKADA

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