IWA 5 アッサンブラージュ2 毎年新たなアッサンブラージュがリリースされる、革新的な日本酒。
Gourmet 2021.06.25
友田晶子
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世界で最も知られるシャンパーニュ、ドン ペリニヨンの元醸造最高責任者であるリシャール・ジョフロワ。彼がその職を辞したのち、キャリアと才能を集中させたのが日本酒造りだ。ワイン愛好家のみならず日本酒業界からも注目されるなか、先月発売されたリリース第2弾「IWA 5 アッサンブラージュ2」は、日本とアジアのマスターシェフのシグニチャーディッシュとともに世界に発信される。
ジョフロワが富山県に立ち上げた酒造会社「白岩」で生み出される日本酒「IWA 5」
「アッサンブラージュ」。キュビズムが発祥といわれる現代美術用語で、さまざまに異なる素材を組み合わせ寄せ集めることにより、あらたな作品を創造する技法のことだ。さまざまな個性の原酒をこのアッサンブラージュにより、ドン ペリニヨンという芸術的なシャンパーニュに仕上げてきたのが、同社の5代目となる醸造最高責任者、リシャール・ジョフロワだ。
28年にわたってシャンパーニュを造り続けてきたジョフロワ。日本をこよなく愛する彼は、来日時に日本酒の味わいに感動し、2018年から日本酒造りの道へ。複雑ながら完璧な調和を探求し、「喉を通る時の気持ちよさと、さらに、ひと口飲むことによってまた飲みたくなるような味」を理想とすると語る。
彼がその職を辞したのち、この技法を日本酒に取り入れ、あらたなステージに立つ作品としての日本酒「IWA 5」を初リリースしたのが2020年。ワインとは違い、微細な違いが商品特性でもある日本酒の原酒を絶妙に融合させるという前例のない試みは、ジョフロワの新しい酒造りへの思いが込められている。アッサンブラージュによって毎年異なる表情の「IWA 5」がリリースされることとなり、第2弾となる「IWA 5 アッサンブラージュ2」が2021年5月に発売された。
富山県立山町で仕込まれる「IWA」。美しい風景と名水に魅了されジョフロワが選んだその地に、今秋、建築家・隈研吾が手がける酒蔵も完成予定だ。
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“究極のリモートワーク”で生まれた、世界基準のアッサンブラージュ。
菊乃井がIWAに合わせて考案した桜の季節の八寸のメニュー。イイダコや鯛、百合根、木の芽寿司など、海の幸と山の幸が程よい塩味で酒を進めてくれる。
2021年は、コロナ禍により日本でのアッサンブラージュではなく、すべての原酒をフランスにいるジョフロワの元に送って作業する、という“究極のリモートワーク”で行われた。その困難は、ジョフロワの卓越したアッサンブラージュにより、多様な料理とペアリングできる魅力的な包容力を持つ「IWA 5」をさらなる高みへと導いた。幾重にも重なりあう香りと味わいは、洋の東西を問わない幅広い料理に合わせられる柔軟性があり、食事の最初から最後まで、また料理の幅を狭めないペアリングを可能にする新たな“作品”となった。
IWAと食事のマリアージュをよりわかりやすく世界に発信するために、2021年から「One Chef One Dish」の展開が始まった。ジョフロワと関係の深い日本や世界各国のマスターシェフたちが、自身の料理とのペアリングを提案していく。たとえば、京都、菊乃井の村田吉弘シェフの提案は桜の季節に合わせた八寸だ。季節を盛り込んだ8つの“アテ”に、「IWA 5 アッサンブラージュ2」は、さまざまな表情でそれぞれを受け止め、調和と彩を見せてくれるだろう。
大自然に恵まれた、富山県立山町白岩の地で「IWA」は生まれる。
text: Akiko Tomoda
友田晶子
一般社団法人日本のSAKEとWINEを愛する女性の会(通称:SAKE女の会)の代表理事。業界30年以上のキャリアで酒と食に関する一般向けセミナー・イベントの企画・開催、プロ向けコンサルティングと研修を行う。酒類資格を取得させた人数は述べ12万人。近著に「ビジネスエリートが知っている 教養としての日本酒」(あさ出版)がある。
SAKE女の会HP
YouTube公式SAKE女チャンネル【アッコ先生こと友田晶子のお酒相談室】