おうちで味わう、 名フレンチシェフのひと皿。 ズッキーニを料理するコツは、イタリア的な大らかさ!?
Gourmet 2021.08.21
フランス料理の有名シェフ6人が提案する、色彩豊かなメニュー。明るいイタリア系シェフが教えてくれたのは、ズッキーニを大胆に使った料理だ。
ズッキーニとフェタとハーブ
【材料(4人分)】
ズッキーニ…4本
塩…適量
ニンニク…2片(ガーリックプレスでつぶしたもの)
タイム…2枝
ミント(みじん切り)…適量
フェタチーズ…60g
松の実…1つかみ
〈 A 〉
オリーブオイル…大さじ2
シェリービネガー…大さじ1
タプナード…小さじ1
ニンニク…1片(ガーリックプレスでつぶしたもの)
〈 B 〉
ギリシャヨーグルト(軽く水切りしたヨーグルトで代用可)…150g
オリーブオイル…大さじ1
ライム…1個分(表皮のすりおろし、果汁)
おろしショウガ…小さじ1/3
ニンニク…1片(ガーリックプレスでつぶしたもの)
【作り方】
- オーブンの天板に半割りにしたズッキーニを並べ、塩をふり、つぶしたニンニク、タイムの葉を散らし、予熱したオーブングリルで10分焼く。
- Aの材料を混ぜ合わせる。
- 焼きあがったズッキーニが熱いうちに2のソースをかけて味をなじませておく。
- Bを混ぜ合わせてソースを作る。
- ズッキーニを並べ、Bのソースをかけ、ズッキーニを重ねる。これを繰り返し、ミント、松の実、ちぎったフェタチーズを散らす。
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太陽の味がする香り高い野菜を、イタリア的に大らかに!
暖かい季節を象徴する料理は?
春や夏が訪れると、野菜は太陽の味がするようになる。若芽であってもね。
この時季によく使う食材は?
アスパラガスとグリンピースが大好き。ナスもマルシェに出てくる!ナスは私にとってなくてはならない野菜。どんな調理法もできて、肉のような味も出せるし。ヘーゼルナッツのような味がするミニズッキーニも偏愛。
あなたの季節の一品は?
生のアスパラガスに半熟卵を添えて、ハーブとオリーブオイルであえる一品が私の定番のひとつ。家ではよく野菜をローストして、スモークアンチョビのフィレ、とろけるモッツァレラにシェリービネガーとバジルのビネグレットを添えたものを作る。
Laura Portelli
ローラ・ポルテッリ/ジャーナリストから転身し、ルドワイヤンやプラザ・アテネなどで修業後、パートナーのクリストフ・サンターニュが経営するレストラン、Papillonに隣接するカンティーヌ(食堂)、Garge Mangerのシェフを務めていた。2019年11月、Pique Nique( ピクニック:14, rue Bertin Poirée 75001 Paris https://piqueniqueparis.fr)オープン。明るいイタリア系シェフの料理はシンプルでおおらか。
*「フィガロジャポン」2021年9月号より抜粋
photography: Bernhard Winkelmann (Madame Figaro) text: Vanessa Zocchetti (Madame Figaro) illustration: Seb Jarnot (Madame Figaro) collaboration: Yukiko Hirano