ミシュラン星クラスのシェフのあの味を、自宅にお届け!

Gourmet 2020.11.08

「新しい生活様式」を送るいま、お取り寄せやテイクアウトを利用する人はますます増加傾向。そんななか、自宅にいながら、ミシュラン星クラスのシェフによる見た目も味もトップレベルの料理を楽しめるシェアリングキッチンによる業界初のお取り寄せサービス「BISHOKURU(ビショクル)」が、11月1日よりスタート!

新型コロナウイルス感染症拡大により、厳しい状況に置かれている飲食店。現在、多くのお店がテイクアウトも行なっているけれど、お店を営業しながらの作業では提供できる食数にも限度があり、食数を増やすには設備導入コストの問題、また食中毒対策など安全衛生面での問題がある。そこで、外務省や宮内庁の大型イベントをはじめウェディングや各種ホテルなどのパーティで年間2000件ものケータリング実績を誇る2ndTable(セカンドテーブル)が、レストラン業界で持続可能な新しいビジネスモデルを構築したいとの想いから「トップシェフ×自社の経営資源」を活かした新業態として考案したのがビショクルだ。

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使用するフカヒレは、シェフの見立てで選ばれた、気仙沼産の最高級の上質素材。煮込みスープは上海蟹の味噌の部分を贅沢に使用し、上海蟹の独特の香りとコクが凝縮した通好みの味に仕上がっている。流水解凍し、湯煎するだけでレストランの味が家庭でも! 「メゾン・ド・ユーロン」の阿部淳一シェフのスペシャリテ「遊龍特製フカヒレの姿 上海蟹ミソ煮込み」¥7,000

ビショクルの新しさのひとつは、トップシェフの料理をほぼ100%再現できる技術・設備にあり。「のれん貸し」が多い”シェフ監修”商品ではなく、シェフこだわりの食材・調味料を使用してお店の料理の味を正確に再現し、「シェフ渾身のひと皿」として提供。調理の拠点となるシェアリングキッチンは、一般社団法人 日本HACCP(ハサップ)トレーニングセンター(*)からコンサルタントを招き入れ、製造工程・食品衛生管理を徹底。これにより、自店での提供にこだわっていた有名シェフたちが次々と参画している。

また、シェアリングキッチンにより料理を量産する仕組みを構築するだけでなく、量産プロセスにおいてシェフが日頃より使用している各地方の食材を中心に使用することで、レストランを営業すること以上の消費を行って別軸で買い支えることにより、地方・地域にも寄与できる仕組みを整えた。たとえば、ビショクルのオープニングシェフとして参画している「ARMONICO(アルモニコ)」の佐々木泰広シェフは、生まれ育った地元・豊後水道の黒アワビで今回のレシピを考案。佐々木シェフのこの料理を消費者が注文することで、地元の漁業が活性化する仕組みが構築されているのだ。同様に、「LATURE(ラチュレ)」の室田拓人シェフはジビエ料理を中心にメニューを考案し、地方の山間部で頻発している害獣による農作物被害の抑制を担う。

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「ラチュレ」の室田拓人シェフが提案するのは、鹿と猪のジビエ肉を絶妙にブレンドし、それぞれの特徴的な香りとうまみを凝縮したドライカレー。パンともご飯とも相性抜群、ルー自体のおいしさもさることながら、トッピング用に付属されているスパイスミックスにも注目して。「ジビエドライカレー」¥2,200

そして気になる参加シェフだが、ヌーベルシノワの先駆け、赤坂の「メゾン・ド ・ユーロン」の阿部淳一シェフ、『ミシュランガイド東京』3年連続1ツ星を獲得した青山「ラチュレ」の室田拓人シェフ、代官山のイタリアン「アルモニコ」の佐々木泰広シェフ、南青山のフレンチ「レストラン タニ」の谷 利通シェフ、西麻布のフレンチ「Takumi(タクミ)」の大槻卓伺シェフ、広尾のトスカーナ料理店「La Trattoriaccia(ラ トラットリアッチャ)」の河合鉄兵シェフといった錚々たる顔ぶれが集結。これらのシェフの自信作を自宅でいただけるというのは贅沢の極み。これから年末に向けてのホームパーティや、自宅での記念日ランチやディナーに利用するのはもちろん、いつだっておいしいものを味わいたいというときのために、気軽にオーダーしてみよう。

*……HACCP(ハサップ)とは、食における「絶対の安全性」を提供するためにアメリカ合衆国で考案された手法。原材料と工程に内在する危険要因を抽出し、それらが及ぼす影響を評価・解析して、食中毒などの危険発生の予防対策を策定・実施することで「絶対の安全性」を確保する。日本でもHACCPの制度化(義務化)の導入が決定した。

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「メゾン・ド・ユーロン」の阿部淳一料理長。「東京會舘」「上海錦江飯店」「オーセ・ボヌール」など、中国料理店数軒での修業を経て、1995年にヌーベルシノワの先駆けとなる「メゾン・ド・ユーロン」料理長に就任。「炒め」の肝となる油と火、水の使い方に定評がある、通称「炒めの達人」。

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「ラチュレ」の室田拓人シェフ。「レストラン タテル ヨシノ」を経て、2010年、【deco】のシェフに就任。ミシュランガイドにてビブグルマン獲得。2016年8月「ラチュレ」を独立開業し、美食ガイド『ゴ・エ・ミヨ』では”明日のグランシェフ賞”を、ミシュランガイド東京では1ツ星を獲得。現在、『ミシュランガイド東京』3年連続1ツ星。狩猟免許を取得し約10年、日本の食の未来のため、子どもたちに食育の授業を開催したり、海の資源を守る”Chefs for the Blue”などの取り組みにも参加。

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「アルモニコ」の佐々木泰広シェフによる、見た目も美しいポタージュは、フレッシュなオレンジファルシが器になり、テーブルに置かれた瞬間に、フワッと柑橘が香り立つ。中にはふっくら柔らかなのに、厚切りで食感も楽しめる大きな蒸し鮑がたっぷりと。ソースとなる淡い緑色のスープは、ブロッコリーをメインに、玉ねぎ、あさりも入り、クリーミーで甘さとコクが感じられる。おしゃれなホームパーティにもぴったりのひと品。「豊後水道の黒アワビとブロッコリーのスープ オレンジ風味」¥3,520

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「アルモニコ」の佐々木泰広シェフ。地元・大分のホテルのサービススタッフ、神戸のレストランでの経験の後、料理人の道を志す。24歳でイタリアに渡り、イタリア各地で修業後、モデナのミシュラン3ツ星店「オステリア フランチェスカーナ」で3年間の経験を積む。帰国後、麻布十番の「エノテカ キオラ」の料理長などを経て、2013年「アルモニコ」をオープン。イタリア郷土料理をベースに、生まれ育った大分との繋がりや食材を最大限生かして、「日本の食材を使った創作イタリアン」を仕立てている。

●問い合わせ先:
ビショクル
https://bishokuru.jp

texte : NATSUKO KADOKURA

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