マツシマ／代々木上原／チャイニーズ 代々木上原で、中国各地のレアな郷土料理をじっくり堪能。

炭火で焼く「羊の串焼き 北京屋台風」にスパイシーな「鶏モモ肉 広西チワン族仕立て」、オリジナルの「よだれ牛」もあれば、定番の「香港式チャーシュー」……。手書きの黒板メニューに目は釘付け。その地域性の幅広さに、主人である松島由隆さんのキャリアの深さがうかがえる。聞けば、香港の名店「福臨門酒家」大阪店をはじめ、少数民族料理などマニアックな味で人気の「黒猫夜」などで研鑽を積み、この3月に独立したばかり。早くも中華ラヴァーの胃袋をがっちりとつかんでいる。自家製ラー油の香りと辛味が食欲中枢を刺激する「サツマイモ春雨の大腸入り麻辣麺」といった、ここでしか味わえない中国各地方のレアな郷土料理が満載だ。

「サツマイモ春雨の大腸入り麻辣麺」￥1,296。滷水（中華風醤油ダレ）で炊いた大腸のほか、肉味噌をのせて。

「前菜盛り合わせ」2人前￥1,944。鮎の燻製、シマエビと枝豆の紹興酒漬けなどその日のおすすめ食材で。1人前（￥972）から注文可。

炭火を使ったメニューも人気。「羊の串焼き」2本で￥648

代々木上原駅から徒歩数分の場所。

-gourmande memo-
紹興酒の品揃えにも注目。黒米ベースの甘くコクのあるものから、白ワインのような内モンゴル産まで、その数10種余り。「3種飲み比べ」￥972もある。