かぶりつくやいなやジュワッと肉汁があふれ出るつくね。タレの香ばしさが次の串への期待度を高める定番のモモ肉に、肉肉しい軟骨は噛みしめるほどに旨味がにじみ出る。
そんなエネルギッシュな焼き鳥を存分に楽しませてくれるのが、鍈輝だ。小野田幸平店主はあの予約が取れない人気店、鳥しきで修業。姉妹店の鳥かどでは店長を任されたほどの実力を持つ。しかも、実家は長嶋茂雄監督一家御用達の焼き鳥店という、まさに純血の焼き鳥職人だ。自身の店では修業先の教えを守りつつ、徐々に自分らしさを出そうとしている。鳥しき譲りのタレをはじめ、酒などさまざまな調味料を使い分け、鶏の旨味をさらに引き立てている。
注文は満腹になったらストップをかけるスタイル。料理はすべて約¥7,000のコースから。手前の皿が左から、シシトウ、モモ肉、コンフィのイメージで焼き上げる砂肝、レアな焼き加減のササミワサビ。奥の皿が左から、肉付きのいい軟骨、手羽先。爽やかな「山椒ハイボール」¥850
「セセリとハマグリの炊き込みご飯スープ付き」
コの字形のカウンター。
鍈輝(えいき)
東京都渋谷区恵比寿2-10-5 ROZIS 1F
tel:03-5422-8611
営)18時〜23時30分最終入店 ※売り切れ次第閉店
休)日 ※ほか不定休あり
予算:¥7,000〜
座席数:カウンター15席
東京都渋谷区恵比寿2-10-5 ROZIS 1F
tel:03-5422-8611
営)18時〜23時30分最終入店 ※売り切れ次第閉店
休)日 ※ほか不定休あり
予算:¥7,000〜
座席数:カウンター15席
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*『フィガロジャポン』2019年6月号より抜粋
texte : KEIKO MORIWAKI, photos : YU NAKANIWA