「目指すは“ネオ町中華”。誰もがよく知っている中華の定番を、ちょっとだけ洗練させた軽やかな味わいのチャイニーズを目指しています」と語る高島泰弘シェフは、ホテルや広東料理の名店で腕を磨いてきた新鋭だ。
この8月、代々木上原にオープンしたレイは、早くも連日地元客で賑わっている。町中華を標榜するだけにメニューを見れば、エビチリソースや黒酢酢豚、ネギラーメンなどおなじみの味がずらり。だが、油はラードではなく白絞油を用い、使う量も少なめにするなど食べ疲れしないおいしさを追求。おすすめは自家製XO醤を使った炒め物。よだれ鶏も人気の逸品だ。アラカルトのみゆえ、麺飯一杯でも大丈夫。TPOに合わせて楽しめる。
手前は「ホタテ貝とイカのXO醬炒め」¥2,400。イカは油通しし、ホタテ貝は湯通しにして黄ニラやキノコと強火でサッと炒め合わせる。火力とタイミングがものをいう一品。奥は焼売、エビ蒸し餃子、ニラ蒸し餃子の「自家製点心」¥700。XO醬と一緒に。グラスワインは¥700~
さっぱりとした「よだれ鶏REIスタイル」¥1,500
白を基調とした爽やかな店内。
チャイニーズレストラン レイ
東京都渋谷区元代々木町10-8 関ビル1F
tel:03-6416-8803
営)11時30分~14時L.O.、18時~22時L.O.
休)日、祝不定休
予算: 昼¥1,500~、夜¥4,000~
座席数:カウンター9席、テーブル14席
東京都渋谷区元代々木町10-8 関ビル1F
tel:03-6416-8803
営)11時30分~14時L.O.、18時~22時L.O.
休)日、祝不定休
予算: 昼¥1,500~、夜¥4,000~
座席数:カウンター9席、テーブル14席
*『フィガロジャポン』2020年12月号より抜粋
texte : KEIKO MORIWAKI, photos : YU NAKANIWA