椅子という、私の心強い相棒。

おうちで過ごす時間が増えて、椅子の使い心地やデザインが大切になったいまこそ、ずっとそばに置いておきたい一生の相棒を探すべき。ダイニングチェアから昼寝用まで、目的別にチェックして。

【 本を読む 】

身体ごとゆったり包み込んでくれるような安心感のあるラウンジチェアに身を任せ、お気に入りの本と向き合うリラックスタイム。手元を照らすランプや照明を組み合わせたい。

1.ネックピローが首を支える、ハンス J. ウェグナーのラウンジチェア「CH78 ママ・ベアチェア」（W84×D80×H106cm）¥470,800〜、CH78用ネックピロー¥17,600〜/ともにカール・ハンセン&サン フラッグシップ・ストア東京
2.オーク材を折り込んだ肘掛けに技術力の高さがうかがえる、トーマス・ベンゼンのデザインによるムートのラウンジチェア「カバーラウンジチェア」（W66.3×D61.2×H70.7cm）¥201,300/マーケット
3.籐で作られたフレームにリゾート感漂うラウンジチェア「キアラ」（W88×D76×H88cm）¥121,000/ショップ アスプルンド エビス
4.座面が広く、身体にフィットするのでソファのように快適。マルセル・ワンダースのローチェア「トロイ ローチェア」（W71×D79×H78cm）¥209,000/マジス ジャパン
モンタナのシステムシェルフ¥56,100/アクタス　シェルフ上段の小石製作所の車のおもちゃ各¥11,000、シェルフ下段のミックスド ニーズのブックエンド¥17,600/以上ブルペン　デスクランプ「アングルポイズ+マーガレット・ハウエル」¥35,200/アングローバル　本/スタイリスト私物

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【 仕事をする 】

人間工学に基づいた疲れない椅子や機能性の高いキャスター付きチェア。ホームオフィスに必要なのは、姿勢が保て、どこか緊張感がある“だらけない”椅子。

1.絶妙なカラーと形状が目を引くハンサムな椅子。イスコス-ベルリンのチェア「ソフトエッジ 10」（W50×D52.5×H79cm）¥37,400/ヘイトウキョウ
2.背もたれの傾斜と高さが調節できるヴィトラのオフィスチェア「フォトゥイユ ディレクション ピボタン」（W67×D55×H83.5〜95cm）¥288,200/ザ・コンランショップ
3.バウハウス出身、マルセル・ブロイヤーがデザインした椅子を復刻。スチールパイプチェア「B40」（W45×D57×H88cm）¥144,100/アクタス
4.オフィス家具ブランドならではの人間工学的視点に、柴田文江のデザイン力が加わったワークチェア「バーテブラ03」（W57×D51.5×H77.5〜89cm）¥81,950〜/イトーキ
5.永遠の名作から、脚までピンクな新カラーが登場。アルネ・ヤコブセンのスタッキングチェア「アリンコチェア」（W52×D50×H81cm）￥40,700/フリッツ・ハンセン青山本店
コンスタンティン・グルチッチの10段キャスター付きワゴン「360°コンテナ」¥132,000/マジス ジャパン　中央のヴィトラのツールボックス¥4,400/アルテック トウキョウストア　ゴミ箱¥8,580/メトロクス　DIYカーペット「WOOLTILE」（50cm角）各¥4,950/以上堀田カーペット　その他/スタイリスト私物

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【 ちょっと腰掛ける 】

玄関やキッチン、水回りなど、いろんなシーンで活躍する、便利でデザイン自慢の一脚。膝下の長さとマッチするものをセレクトして。

1.オランダのデザイナーによるパズルのような椅子は、経年変化も楽しみ。アルド・バッカーのスツール「トライアングル」（W35×D35×H42cm）¥145,200/カッシーナ・イクスシー青山本店
2.座面から飛び出した脚がユニーク。フィリップ・マロインデザインのスツール「オフセット」（φ32×H43cm）¥73,700/ブラック&ホワイト
3.マスタードのような色と丸みのあるデザインに癒やされる、モーブレーワークスのふたり掛けベンチ「デシューツ ベンチ」（W80×D31×H43cm）¥52,800/ブルペン
マジカルファニチャーのウォールシェルフ¥30,800/ブルペン　シェルフ上のイッタラのアアルトボウル¥7,700/アルテック トウキョウストア　靴べら¥19,800/メトロクス　その他/スタイリスト私物

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【 空を見る 】

窓側やベランダに置くなら、太陽の光に似合うヴァカンス感漂うデザインが正解。アウトドアブランドを選べば、耐久性も期待できる。

1.メキシコのリゾート地で愛用されるアウトドアチェアがデザインのベースに。アウトドアチェア「アカプルコ カフェチェア」（W47×D38×H70.5cm）¥38,500/メトロクス
2.背もたれが外せ、折りたためる機能性も◎。オーチョキャンプのフォールディングチェア「タペテチェア」（W52×D46×H67.5cm）¥50,600/ブルペン
3.スペインのアウトドアブランド、ケタルからお目見えしたのは、ジャスパー・モリソンのラウンジチェア「ヴィレッジ・クラブ」（W66×D60×H73cm）¥108,900/カッシーナ・イクスシー青山本店
ジョウロ¥5,060、フラワーポット¥2,090、ガーデンツール（3点セット）¥5,610/以上ヘイトウキョウ　レ・クリントのLEDキャンドルライト¥22,000/スキャンデックス

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【 昼寝する 】

サステイナブルな北欧ブランドと、仏発バッグブランド。寝心地のよさはもちろん、自然を感じさせてくれる素材と、持ち運びしやすい折りたためるタイプに着目。

1.金属や樹脂といった部品は一切使用せず、木片と麻のロープで製作。フィンランドのエコファーンの折りたたみチェア「エコチェア」（W53×D95×H95〜135cm）¥40,700、専用クッション¥5,060、オットマン¥24,200/以上スキャンデックス
2.バッグと同じキャンバス地のマットと、アカシアの木のフレームが優しい印象。キャンプベッド（W195×D75×H42cm）¥106,700/リュニフォーム トウキョウ
稲熊家具製作所のテーブルランプ¥44,000/ブルペン　ヨハンナ・グリクセンの幾何学模様のクッション¥12,100/アルテック トウキョウストア　グリーンのクッション¥14,080、ピンクのクッション¥15,180/ともにヘイトウキョウ

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【 ごはんを食べる 】

1.ミニマルなデザインは、ステファン・ディーツによるもの。身体がすっぽりと収まるサイドチェア「ディス」（W52.5×D56.5×H78cm）¥85,800/シボネ
2.マーガレット・ハウエルが愛したチェア、アーコール。新カラーはマット感がいまの気分。ウィンザーチェア「7911 チェアメーカーズチェア」（W60×D63×H111cm）¥254,100/ダニエル東京
3.アルヴァ・アアルトの代表作のひとつ、ダイニングチェア「66 チェア」（W39×D42×H78cm）¥62,700/アルテック トウキョウストア
4.垂直に伸びた背もたれと、ウォルナット材のフレーム、レザーの座面がクール。ダイニングチェア「ペレオッサ」（W43×D46×H84cm）¥165,000/ザ・コンランショップ
5.角ばった脚と柔らかな曲線を描く背もたれの対比がおもしろい、コンパクトチェア「ポーラーチェア」（W50.5×D49.5×H79.5cm）¥59,400/カリモク家具
6.木の温もりをストレートに感じる、ジャスパー・モリソンのアームチェア「Fugu」（W56.6×D53×H78.7cm）¥119,900 /マルニ木工
トレイ¥11,000/アングローバル　トレイ上のディナ ノーのプレート¥7,700、チェア上の同 ボウル￥6,050、ヒューのスプーン￥8,800/以上ブルペン　スクエアの籐カゴ¥14,080/メトロクス　カゴの中のキッチンタオル各¥2,860/ともにアルテック トウキョウストア　ブルーのマグ、ブルーのオーバルボウル各¥3,300、グリーンのディーププレート¥4,180、ホワイトのジャグ¥6,930、オレンジのジャグ¥5,500、グリーンのジャグ¥9,130/以上スキャンデックス

＊『フィガロジャポン』2021年1月号より抜粋