アスティエ・ド・ヴィラット、花を飾る気分になれる部屋。

Interiors 2021.08.16

アールドゥヴィーヴルを体現するフランス人クリエイター、アスティエ・ド・ヴィラットふたり。 彼らの自宅のこだわりのインテリアから、部屋作りのヒントをピックアップ!


デコは見せるものではなく、 自分のためのもの。

イヴァン・ペリコリ& ブノワ・アスティエ・ド・ヴィラット
アスティエ・ド・ヴィラット創始者

サイ・トゥオンブリーの本(4)は、インテリアの分野で最も美しいもののひとつ。トゥオンブリーの自宅、ことに1960年代のローマの邸宅のルポルタージュで、ホルスト・P・ホルストが写真を撮っている。私たちのこだわりは、安い家具を掘り出すことでもあります。いまは、ナポレオン3世様式の家具がその基準にぴったり。このテーブル(3)には真珠母貝がはめ込まれ、ゴールドのペイントが施されている。なのに、本当に安いのです!心を打つ素材はビロード(2)。壁、家具、床など、あちこちに使っています。テラスには、ロウソクを1本だけ(5)。その灯りだけでグラスや席の見分けがつくし、夜や空など、美しいものをゆっくりと見つめることができる。コロナ以降、デコは見せるものではなくなりました。自分のためのもの。より快適であることを考えるし、醜いものがあると イライラしてしまう。だから、よりクオリティの高いものを選びたくなる。そして、常に花を飾る気分になります(1)。
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1.Flower

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2.Velvet

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3.Table

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4.Art Book
 

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photography: Julie Ansiau

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5.Candle

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 Ivan Pericoli & Benoît Astier de Villatte
イヴァン・ペリコリ& ブノワ・アスティエ・ド・ヴィラット

アスティエ・ド・ヴィラット創始者
www.astierdevillatte.com

 

イヴァン(左)とブノワは、パリのボザール校で出会い、1996年、 陶器やオブジェをクリエイトするアスティエ・ド・ヴィラットを設立。
photography: Julie Ansiau

*「フィガロジャポン」2021年9月号より抜粋

text: Marie-Sophie N’Diaye (Madame Figaro)

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